研究課題/領域番号 |
02243114
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
渡辺 仁史 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063804)
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研究分担者 |
渡辺 俊 早稲田大学, 理工学部, 助手 (60212320)
吉野 忍 ポリテクニック, コンサルタンツ, 研究員
久保 幸夫 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (40107694)
石井 實 立正大学, 文学部, 講師
位寄 和久 建設省建築研究所, 主任研究員
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キーワード | 都市景観 / デ-タベ-ス / ハイパ-メディア / GIS / 画像 |
研究概要 |
今年度は対象とする都市景観として、特に環境変化の激しい東京を取り上げ、主要な地点における地上写真(現在の風景)の撮影、過去に撮影された東京の景観に関する写真集などの資料の収集及び入手因難なものについてはその所存の確認を行なった。具体的に収集された景観デ-タは、石井、位寄が撮影したカラ-及び白黒の写真あわせて1500枚ほどと、写真集などの出版物の写真約1000枚である。内容は、江戸時代の浮世絵から現在の新都庁舎にいたるまで多岐にわたっている。 収集された景観デ-タは全てイメ-ジスキャナ等の画象入力機器を用いてパ-ソナルコンピュ-タに読み込み、光ディスクに保存した。なお景観の映像に付随するその他の情報の入力に当っては、キ-ワ-ドの様な固有の方法によるのではなく、映像の持っているないまいなイメ-ジによる検索の開発を目指しているため、取りあえず「場所」と「時間」および「出典」が解かるような名前ををファルル名として個々のデ-タに付けることで記録した。 本研究では、これらの視覚的な景観映像のデ-タの蓄積をもとに、従来の地理情報システムが主としてディシタルな情報処理であったのに対し、アナログ的な補完しうるプロトタイプシステムの作成を行った。具体的にはアップル社のパ-ソナルコンピュ-タとマルチメディアを扱うことができるソフトウェアであるス-パ-カ-ドを用いて作成した。システムの最大の特徴は、景観デ-タ同志が非線形的なネットワ-クを持ち関連ある画像が次々引き出される点である。
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