1.キラ-細胞上のCD2の標的との接着と活性化とにおける役割を明らかにした。 2.キラ-細胞上のVLA様の細胞外マトリクス受容体の標的との接着における役割とキラ-細胞の活性化における役割を明らかにした。 3.抗マウスあるいは抗ヒトパ-フォリンモノクロ-ナル抗体を作製し、パ-フォリン定性、定量を可能にした。 4.種々のキラ-細胞におけるパ-フォリンの発現を検討し、パ-フォリン依存性あるいは非依存性の2つの細胞障害機序が存在することを明らかにした。 5.ヒト末梢血γδT細胞におけるパ-フオリンの発現とNK様の細胞障害を明らかにし、癌発生に対する免疫監視機構としてのその重要性を示した。 6.抗原刺激あるいはILー2、ILー6等のサイトカインによるパ-フォリンの発現調節機序を明らかにした。 7.キラ-細胞膜上で機能するTNF様の標的傷害因子を蛋白レベルで同定した。 8.キラ-細胞を活性化する抗CD3ある抗CD16モノクロ-ナル抗体と腫瘍関連抗体に対するモノクロ-ナル抗体から作製したキメラ抗体をヒトグリオ-マの養子免疫療法に適用し著名な効果を認めた。
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