研究課題/領域番号 |
02301029
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研究機関 | 日本社会事業大学 |
研究代表者 |
古川 孝順 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (10060469)
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研究分担者 |
宮城 孝 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助手 (60209905)
村井 美紀 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 講師 (70202760)
尾崎 新 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 助教授 (90204180)
高木 邦明 鹿児島経済大学, 社会学部, 助教授 (30126099)
庄司 洋子 立教大学, 社会学部, 教授 (70139351)
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キーワード | サ-ビス労働論 / サ-ビス経済論 / 家事労働論 / ホ-ムヘルプ・サ-ビス / ホ-ムヘルパ- |
研究概要 |
初年度の課題は、分析方法について検討すること、制度と運用の実態についてある程度の情報をえ、整理すること、の二点であった。 第一の課題については、サ-ビス労働論あるいはサ-ビス経済論、家事労働論の先行研究にまなび、ホ-ムヘルプ・サ-ビス分析の枠組みの検討をこころみ、試論的な枠組みを設定した。枠組みは、ホ-ムヘルプ・サ-ビスの供給組織の分析を目的にしたものとホ-ムヘルプ・サ-ビスのサ-ビス労働の内容についての分析を目的にしたものとから構成されている。第二の課題については、東京、北海道、長野、鹿児島、新潟における制度の実態についてのヒヤリング(現地および研究会での)を試みた結果、供給体制そのものについてもヘルパ-の属性、意識、サ-ビス労働にたいする態度等についても、地域によって、また供給主体の性格によって、共通性と同時に相当の多様性のあることが明らかになった。そこで、つぎの段階として、そうした共通性と地域や供給主体による相違を明らかにするためホ-ムヘルプ・サ-ビスとホ-ムヘルパ-の実態および意識の調査を実施することになった。しかし、本年度は資金および時間の不足により、調査票の作製・印刷の段階で中断せざるをえなかった。したがって、平成三年度は、実態調査を実施し、その結果について取りまとめ、さらにその成果について理論的な検討を加えることが課題となる。
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