研究課題/領域番号 |
02301030
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
清水 由文 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (40132352)
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研究分担者 |
竹内 隆夫 立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (40105747)
田坂 敏雄 大阪経済法科大学, 経済学部, 助教授 (70122190)
赤木 攻 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (10030157)
北原 淳 神戸大学, 文学部, 教授 (30107916)
松本 道晴 同志社大学, 文学部, 教授 (90066142)
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キーワード | ASEAN / 東南アジア / 地域社会 / 農村・都市 / デ-タ-ベ-ス化 / 社会変動 / 理論的枠組 / 文献目録 |
研究概要 |
1.最近のASEAN諸国の経済発展は凄まじく、NIESに追随し、両者を含めて西太平洋の時代であると捉えられている。本研究は、そのような経済発展にあるASEANを中核とする東南アジアのこれまでの研究状況をおさえるために、文献目録作成ならびに、新しい研究視角や理論的枠組を展開することを目的としている。 2.上記の目的を達成するために、東南アジア史学会、日本社会学会、アジア経済研究所などから出版されている文献目録から、関連する研究をリストアップし、それを、パ-ソナルコンピュ-タ-に入力シ、デ-タ-ベ-ス化を行い、現在ある程度の文献リストの集積が行われた。デ-タ-ベ-スとして、研究者個人と業績カ-ドの2種類が入力されているが、業績カ-ドには、業績名、形態、発行所、発行年、対象地域、領域別、キ-ワ-ド、要旨などの項目がそれぞれ入力されている。 3.これらの作業と並行して、東南アジア諸国の研究者、専門家を招き、とくに本年度は、インドネシア、マレ-シア、フイリピン、ビルマの研究者から、各地域の研究状況を充分吸収することができた。 4.以上のような作業をとおして、研究業績のデ-タ-ベ-ス化のみならず、そこから得られたデ-タ-にもとずいて、東南アジアの地域社会(農村、都市)の社会変動を捉える新しい理論的枠組を構築する作業を行いつつある。 5.次年度は、以上の文献のデ-タ-ベ-ス化を継続させながら、いまだヒアリングをしていない、シンガポ-ル、ラオス、ベトナムなどの研究状況を専門家から収集する予定である。 6.最終的には、文献のデ-タ-ベ-ス化により、東南アジア地域社会の文献目録作成をするとともに、東南アジア地域社会変動の理論的枠組の可能性をさぐる。
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