研究課題/領域番号 |
02301035
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
井上 光洋 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60016491)
|
研究分担者 |
浦野 弘 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (50185089)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
近藤 勲 岡山大学, 教育学部, 教授 (50033361)
生田 孝至 新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
西之園 晴夫 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90027673)
|
キーワード | 教育実習 / 標準モデル / 授業技術 / 授業分析 / マイクロティ-チング / シミュレ-ション / 教師教育 |
研究概要 |
1.外国における教師教育改善に関して、すでに入手したアメリカ・カナダ・イギリス等及びOECD・CERIの文献・資料を(1)教師の実践的能力(2)カリキュラム構造と方法論(3)理論と実践との統合過程としての教育実習と教員研修等の視点から分析整理し、改善の目的、プログラムの内容と方法、さらには今後の課題を明らかにした。 2.国内における教育系大学・学部の教育実習改善の動向を各大学の先行研究や事例をもとに、とくに教育実習、教科教育、教職との関連と構造を分析・整理した。 3.教師の実践的能力の基準の解明と設定;教師の実践的能力を、授業設計能力、授業実施能力、学級経営能力、授業分析、診断能力の4つのカテゴリ-に分類し、それらの内容を設定し、さらに具体的に授業の設計の・実践分析・評価に必要な教授スキル(Teaching Skill)のネットワ-ク構造を明らかにし、これによって教師の習得すべき実践的能力の目標リストを設定し、さらに目標ごとに「教育実践の手引)の枠組みと章・節だてを作成した。 4.理論と実践の統合の場として教育実習を位置付け、その事前教育(30時限、2単位)、実習中(3〜8週間)、事後教育(30時限、2単位)のプログラムの標準モデルを開発した。各プログラムは、テキスト(印刷教材)と授業の典型的場面のビデオテ-プによって構成され、その内容・方法論として教授スキル、授業分析、マイクロティ-チング、ゲ-ム、シミュレ-ションに関する先行研究をふまえて遂行し、東京学芸大学、上越教育大学、新潟大学で開発・試行した。 5.これまで研究開発した研究資料を冊子として取りまとめ、関係研究者・機関に配布し、最終年度に向けて、知見のフィ-ドバックと批判と助言を要請した。
|