研究課題/領域番号 |
02301045
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
川野辺 敏 国立教育研究所, 生涯学習研究部, 部長 (10000001)
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研究分担者 |
新井 郁男 上越教育大学, 教授 (30000061)
田中 雅文 国立教育研究所, 生涯学習研究部, 主任研究官 (10217078)
金澤 安子 国立教育研究所, 生涯学習体系研究室, 研究員 (50124178)
梶田 美春 国立教育研究所, 社会教育研究室, 室長 (30110092)
山田 達雄 国立教育研究所, 生涯学習体系研究室, 室長 (90047887)
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キーワード | 生涯学習推進 / 生涯学習の現状と課題 / 地域からみた生涯学習 |
研究概要 |
I.平成3年度には、地域における生涯学習需給の現状を把握するため、下記の作業を行った。 (1)年1回の研究分担者打合せ会を開いたほか、都内の専門研究者等を招いて、2回の研究会を開催した。 (2)生涯学習需要アンケ-ト調査の実施 全国から地方、人口規模を考慮して20市町村を選定し、それぞれ満20歳以上の男女を360人ずつ無作為抽出し、郵送法によるアンケ-ト調査を実施した(標本合計7200人、回収率48.9%)。主な調査内容は、(1)学習の実態と要求、(2)学習成果活用の実態と要求、(3)学習阻害要因である。 (3)ケ-ス・スタディの補強 初年度に実施したケ-ススタディと自治体アンケ-ト調査、および上記生涯学習需要アンケ-ト調査の結果を踏まえ、地域における生涯学習推進の現状と問題点をより精緻に把握するため、東北・中国地方で3地域のヒアリング調査と資料収集を行った。 II.初年度および上記の作業から、下記の成果を得た。 第一に、初年度に実施した自治体アンケ-ト調査の結果を中心に、中間報告書『「市区町村の社会教育事業に関する調査」結果概要』を取りまとめた。第二に、自治体アンケ-ト調査と生涯学習需要調査の結果の分析から、地域における生涯学習の需給関係を構造的に把握することができた。第三に、上記需給関係の把握とケ-ス・スタディの補強によって、本研究プロジェクトの主要課題である「生涯学習モデル」の構築に対する重要な示唆を得ることができた。
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