研究課題
I.平成4年度には、生涯学習モデルの構築に向けた以下の作業を行った。(1)年1回の研究分担者打ち合わせ会の他、都内の専門研究者等を招いて2回の研究会を開催した。(2)地域における生涯学習推進体制をより詳細に把握するため、都道府県を対象に「生涯学習の振興に係る市町村への援助・指導に関いる調査」を実施した。全県から回答が得られ、質の高い分析資料が得られた。(3)地域における生涯学習推進の現状と問題点をより精緻に把握するため、首都圏、北海道、四国、九州でヒアリング調査を行った。II.初年度から今度年までの作業をとおし、下記の成果を得た。地域における生涯学習モデルを次の4つの視点から検討することができた。第一に学校と生涯学習の関係、第二に学習とその成果活用としてのボランティア活動の接続、第三に社会教育職員のあり方、第四に「楽しみ」としての学習の意味である。これらの分析は、行政サイド(市町村、都道府県)と住民サイド(一般成人)の両面を対象に実施した大規模調査、および現地での多数のケーススタディの結果を総合的に分析することによって、はじめて可能となったものである。なお、3年度間にわたる研究の成果は、最終報告書としてとりまとめた。
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