研究課題
総合研究(A)
初年度から最終年度までの3年度間に、必要に応じた研究打ち合わせ会、研究会を開催した他、市町村、都道府県、地域住民を対象とした全国規模のアンケート調査、地域特性・地方ブロックを考慮して選定した都道府県・市町村のケーススタディを行った。その結果、地域における生涯学習モデルの構築に向けた総合的な分析を行うことができた。全研究の成果は、下記の内容を持つ最終報告書として取りまとめた。第1章「地域における生涯学習推進」では、全国の市町村、都道府県を対象に行ったアンケート調査を踏まえ、地方自治体における生涯学習推進の実態をまとめた。第2章「地域における生涯学習の課題」では、その結果の分析を中心に、地域における生涯学習の課題を考察・整理した。第3章から第6章は、特定の視点から生涯学習の今日的課題の分析を行った結果である。まず第3章「学校教育と生涯学習」は、学校教育と生涯学習の関係を論じたものであり、生涯学習社会における学校の新たな位置付けと役割を考察した。第4章「学習継続を促すボランティア活動」では、学習成果活用としてのボランティア活動の問題を深く掘下げて分析した。第5章「社会教育職員像をさぐる」では、生涯学習化の進展に伴って役割の変容が論じられている社会教育職員に焦点をあて、その意識の現状分析と今後の展望を行った。第6章「学習と楽しみ」では、「楽しみ」としての学習に着目し、今後の学習援助のあり方を考察した。
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