研究分担者 |
野山 嘉正 東京大学, 文学部, 教授 (20011330)
久保田 淳 東京大学, 文学部, 教授 (40011316)
安永 尚志 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (20017411)
松野 陽一 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (50005823)
新井 栄蔵 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (90111070)
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研究概要 |
本年度は研究期間2年目(最終年)として、交付金300万円をうけて、未対象の8研究分野における研究語彙(一般項目)の調査研究と2年分の研究成果取りまとめ作業を行った。 研究会議は、研究分担者会議1回、他域研究班主査会議1回、地域研究班研究協力者会議計16回(8地域各2回)を開催した。研究語彙の調査収集作業は、前年度に引続き、研究分担者が策定した調査研究方針に従って、地域研究班8班の研究協力者及びアルバイト要員によって行った。その内容は、前年度までに収集された一般項目約15,000項目(古典語彙約9,000、近代語彙約6,000)を基礎資料とし、この項目の取捨選択、及び前年度未収集の8研究分野における新項目の調査収集の作業を中心とし、これをコンピュ-タに適用するために、複数の漢字列異表記、複数のカナ列の訓みを対応付加するとともに、さらにその研究語彙の使用対象時代、当該項目によって連想される関連語彙の調査収集を行った。 この結果、当該年度最終の段階で、項目としては前年度の15,000項目に約2,000項目を追加することができた。(合計約17,000項目。うち、古典約10,000,近代約7,000)。また、関連語彙として収集された数は、1項目につき平均約8語、延べ135,000語にのぼる。 これらの研究調査結果は、研究報告書に収集した研究語彙(一般項目)一覧とともに載せた。コンピュ-タ辞書としての国文学研究語彙の収集は国文学界では初めての試みであり、今後同義語辞書等をユ-ザ-辞書として展開するためには、別途に調査研究を行う必要がある。
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