研究課題/領域番号 |
02301065
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
濱田 明 静岡大学, 人文学部, 教授 (60022175)
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研究分担者 |
支倉 壽子 青山学院大学, 国際政治経済学部, 助教授 (30172901)
米川 良夫 國學院大学, 文学部, 教授 (70052107)
吉本 健一 静岡大学, 教養部, 教授 (20022098)
河中 正彦 山口大学, 教養部, 教授 (20035158)
三好 郁朗 京都大学, 教養部, 教授 (60047165)
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キーワード | モダニズム / 欧米および日本のアヴァンギャルド / 未来派 / 表現主義 / エスプリ・ヌーヴォ / ダダイズム |
研究概要 |
I、本年度研究は順調に推移した。研究分担者はそれぞれ必要に応じて備品(図書)を購入し、各自の分担領域で研究をすすめた。平成4年は補助金額 関係もあり、各セクション毎の研究打ち合わせ会は充分に行なわれなかったが、全体会議が有効に機能したので、各国のモダニズムに関する認識は全体にも浸透し、互いにある程度までは理解しあえたことにより、研究会の運営は支障なく行なわれたと考えられる。 II、全体会議は、平成4年12月、本年度の研究のまとめのために東伊豆町稲取で研究会を開催した。参加者は大平具彦、濱田明、吉本健一、米川良夫、和田忠彦、安藤哲行、坂田幸子、江田孝臣、加藤光也、三宅昭良、岸田俊子、澤正宏の12名であったが、熱心に討議をおこなった。研究報告は(1)坂田幸子「スペインのモデルニスモ」(2)岸田俊子「日本討におけるモダニズム」(3)三宅昭良「エズラ・パウンドとイタリア・ファシズム」の3本であった。研究会では、その他、研究成果(論文集)の刊行について討議し、論文集の構成案を確定した。 III、また、この論文集には、研究分担者によるシンポジウムをも掲載することにしたが、そのシンポジウムの準備会を平成5年2月20日に東京大学教養学部で行ない、稲賀繁美、大平具彦、濱田明、大石紀一郎、米川良夫、和田忠彦、安藤哲行、奥野勝久、加藤光也、三宅昭良、岸田俊子、澤正宏の12名が参加した。また、この会では、濱田明の論文原稿「モダニズムへのアプローチ」のコピーをシンポジウムの参考資料として出席者に配布した。 IV、予算の執行状況は順調である。しかし、本年度は最終年になるため、研究上の必要もあり、研究分担者の資料状集のための旅行が例年になく増加し、また、研究報告書印刷のためにかなりの額を消費し、年度末には残額が少なくなって、予算の執行が窮屈になった。年度当初の予算設定に甘さがあったことは反省する必要がある。
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