研究分担者 |
渡辺 雅司 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (90133214)
長縄 光男 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60068757)
外川 継男 上智大学, 外国語学部, 教授 (10000663)
笠間 啓治 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063448)
安井 亮平 早稲田大学, 文学部, 教授 (90063635)
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研究概要 |
本研究は,平成3年5月に日本で開催予定であった国際シンポジウム「明治・大正期の日露文化交流」(Cultural Contact and Interaction:Russia and Japan,1868ー1926)の準備のために行なわれたものである。本年度全体を通じて,各研究メンバ-相互の情報交換,ならびに東京,北海道を中心としたシンポジウム開催にむけての具体的作業とそのための予備調査・討論により,準備は十分行なわれたと考えられる。すなわち具体的に言えば,シンポジウムの日時は本年5月27日から29日まで,場所は札幌の北方圏センタ-において開催されることが決定し,現在,最終段階の準備に取りかかっているところである。シンポジウム参加者も別に添付したプログラムに示されるように,日本,ソ連,アメリカの3ケ国よりある予定で,日本側はこのシンポジウムで発表,司会,コメントする者以外に本研究に加わった全員が参加し討論しあう予定となっている。シンポジウムで発表されるペ-パ-は全体で7セクション,14本,このうち,日本側の発表者のペ-パ-は6本を数え,これは印刷を終えて抜刷として参加国ソ連,アメリカのシンポジウム・メンバ-,ならびに関連する諸機関に発送ずみである(ただし,外川継男氏のペ-パ-は,アメリカからの参加予定者だったJ.Stephan氏のかわりとして急きょ用意されたもので,現在印刷中で近日出来上がることになっている)。なお,本年度全体の活動を通して,アメリカのウィルソン・センタ-のケナン高等研究所,ソ連のソ連邦科学アカデミ-付属東洋学研究所,また,日本側では北方圏センタ-,国際文化会館との緊密な連絡を取ることができ,このことがシンポジウム開催が決定することに多大な力となったことを付記しておきたい。
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