研究課題/領域番号 |
02301096
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研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
吉田 寛 流通科学大学, 商学部, 教授 (10047425)
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研究分担者 |
瓦田 太賀四 神戸商科大学, 商経学部, 助教授 (00169781)
会田 一雄 獨協大学, 経済学部, 助教授 (30159264)
橘 晋介 岡山商科大学, 商学部, 助教授 (60088929)
矢部 浩祥 中央大学, 商学部, 教授 (50055208)
隅田 一豊 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (00047911)
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キーワード | 公会計 / 非営利組織会計 / 政府会計 / 効率性測定 / アカウンタビリティ |
研究概要 |
平成2年度においては、文献の収集が若干遅れたために、すでに各研究分担者によって保持・分析されている文献をもとに、原則として、月1回の研究会を開催し、過去のアプロ-チの問題点並びに公会計の基本的諸原則を再検討してきた。なお、それらの研究報告の中の主なものは、裏面の「研究発表」であり、さらに、隅田一豊教授の報告は、平成3年9月に開催される日本会計研究学会全国大会において、報告することになっている。例えば、過去の文献によれば、政府会計を単なる記録手段としてのみ捉え、単なる在庫の記録等をもその範囲に含めていた。そのために、近代的な会計機能というものを非常に狭く捉えているために、概念フレ-ムワ-クの構築自体が困難になっている。本研究では、近代国家を夜警国家と区別し、社会システム全体を管理するための手段、および、夜警国家には存在しえなかった、住民に対するアカウンタビリティを基盤として、理論および概念フレ-ムワ-クを構築していくことになった。 また、予算の範囲で可能な限り、実態調査をすべく、1月に神戸市、尼崎市および枚方市等のヒアリングを実施した。 さらに、すでに自治体の監査委員である、公認会計士等の実務家との懇談を進め、現行会計システムにおける不備並びに問題点を討議してきた。
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