研究課題/領域番号 |
02301104
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
石井 英也 筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (60091881)
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研究分担者 |
小口 千明 城西大学, 経済学部, 助教授 (20169254)
古田 悦造 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40134762)
大濱 徹也 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (40065199)
田中 圭一 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (10207087)
黒崎 千晴 八千代国際大学, 政治経済学部, 教授 (40134176)
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キーワード | 近代化の地域的展開 / 歴史地図 / 歴史地理 / 地域調査 |
研究概要 |
この研究の目的は、日本の近代化の諸側面を総合的に、かつ地域的視点を重視して考察することにある。そのためさまざまなテ-マに関して、統計を利用した広い地域にわたる調査と、より小さい地域における個別調査を並行して行ないつつある。平成3年度には、8月に研究会をもち、それぞれの分担テ-マを確認した後、各人がその分担テ-マについて統計資料の収集と個別事例調査に従事した。共同研究者によって、以下のような研究が進められつつある。秩父地域・茨城県などを対象にした農村の近代化(石井)、農山漁村における近代化終焉としての高度経済成長期の意味(石井)、酒税資料に基づく近代化期の地域的特性(黒崎)、千葉における近代化期の中心地分布(黒崎)、近代化期における鉱業の発達と変質(田中)、近代化と宗教(大浜)、山口県と東北日本における魚肥生産からみた近代化の比較研究(古田)、長崎県における伝統的習俗とキリスト教の相克(小口)、奈良県吉野地域における民間和薬と西洋医薬の相克(小口)・近代化期における河川交通の盛衰(小野寺)、奈良盆地における明治期築造の溜池とその意味(伊藤)、南山御蔵入領における近代移行期の人口成長(川口)、兵庫県における近代化期の農業変質(中西)、近代化期における那須野ケ原の開拓(椿)。平成4年度には、これらの研究成果をとりまとめ、公表できるように、その準備を進めつつある。
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