研究分担者 |
大谷 尚 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (50128162)
岡本 敏雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60125094)
吉崎 静夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20116130)
藤岡 完治 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (90030048)
生田 孝至 新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
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研究概要 |
本研究では教育工学を専門領域として活動している若手研究者が,教育工学の研究方法論についての討論を通して,教育工学研究の目的,対象,方法,を明らかにすると共に,それぞれの研究分野の目的,対象,方法を明らかにし相互の関連の検討を通し,教育工学研究の組織的体系的な知見の蓄積の体制をどう作っていくかを検討することを目的として組織された.今年度は、「システム開発」,「授業研究」,「基礎研究」の3つの作業グル-プをおき,各グル-プ別に、 1.各分野における研究目的,研究対象の設定のされ方,どのような研究方法がとられているかについて整理すること 2.得られた知見の整理を行い研究の到達点と問題の解明を行う. ことを目標として分担者全員参加による合宿研究会を2回実施し、討論を進めた。 これらの討論をもとに、各分担者が問題を整理し、グル-プ別にレポ-トをまとめ、成果報告の一部とした。 また、この2年間で討議された内容のうち,中間報告書から抜け落ちた部分と,今年度、新たに討議した結果を、最終報告書としてまとめた。その内容は、(1)システム開発と実践研究の研究方法について(2)授業研究と教育工学(3)教育工学における基礎研究と応用研究の統合(4)教育工学のカリキュラムの4つの視点である。 これらの印刷物は、中間報告書同様、教育工学研究者約300名に配布し、本研究で取り上げられた内容の教育工学関係者へのさらに広い啓蒙を図った。
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