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1990 年度 実績報告書

「数学的問題解決能力の育成におけるコンピュ-タの役割に関する日米比較文化的研究」

研究課題

研究課題/領域番号 02301108
研究機関筑波大学

研究代表者

三輪 辰郎  筑波大学, 教育学系, 教授 (70030278)

研究分担者 藤井 斉亮  山梨大学, 教育学部, 助教授 (60199289)
橋本 吉彦  横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (60000072)
能田 伸彦  筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
杉山 吉茂  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014816)
沢田 利夫  国立教育研究所, 科学教育研究センター (40000062)
キーワード数学的問題解決 / 解決能力の育成 / コンピュ-タ利用 / 比較文化的研究
研究概要

本年度は研究の第1年次であり、研究計画に従って下記の研究を実施した。打ち合わせ会は4回開催し、本年度の研究と合わせて、次年度以降の研究の芽となるものをも検討した。
1.コンピュ-タ利用についての教師に対する調査
研究分担者の事前調査をもとに、茨城、東京、神奈川、新潟、山梨、愛知、広島の7都県でコンピュ-タが導入されている小、中、高校184校の教師を対象にし、平成3年1月質問紙調査を実施した。回答数は小34、中63、高41合計138、回答率75%と高率であった。その結果からの知見の一部を示すと、次の通りである。
(1)今年度コンピュ-タを学習指導で利用した教師は、全体の58%で、かなり高い。また、コンピュ-タの設置場所は、コンピュ-タ室が多く、76%にのぼっている。
(2)今後の学習指導でのコンピュ-タ利用については、積極的に利用したいという回答者が76%と高い。
(3)コンピュ-タ利用により、児童・生徒の直観力が養われること、基礎的な知識・技能を習得できることを肯定する者が50%を越え、また、コンピュ-タの導入により、算数・数学で取り扱われる問題の内容が変わってくる。児童・生徒の問題解決力を伸ばすことができるとする者がそれに次いでいる。
2.コンピュ-タ利用に成功的である学校の訪問
上越教育大学付属中学校、山梨大学教育学部付属中学校、島根大学付属中学校の3校を訪問した。数学の授業においては、それぞれが特徴のあるものであったが、コンピュ-タのイメ-ジ形成の媒介の可能性、生徒間のコミュニケ-ションの促進可能性、生徒の発想の自由性・意外性が示され、今後の研究に対する示唆を与えられた。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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