研究分担者 |
橋本 吉彦 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (60000072)
石田 忠男 広島大学, 教育学部, 助教授 (90034818)
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
沢田 利夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, センター長 (40000062)
杉山 吉茂 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014816)
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研究概要 |
日米双方の新しい数学教育カリキュラムにおいて重視されているコンピュ-タの果たす役割について,とくに数学的問題解決能力の育成という視点から,その具体的な教育現場での展開を考察の対象として,アメリカとの共同研究により,日米の比較文化的視点のもとで,いっそう鮮明に捉えることを本研究の目的としている。 本年度は,以下の研究討議が行われた。 1.児童・生徒に対してコンピュ-タ利用の数学的問題解決についての関心・態度に関する質問紙調査を実施した。 2.数学的問題解決の教育に関するコンピュ-タ・ソフトウェアの収集及び検討を行った。 3.日米科学協力事業(日本学術振興会)の一環として日米セミナ-が91年7月ハワイで開催されたが,研究代表者及び研究分担者等計13名が参加して,数学教育におけるコンピュ-タ利用について,米国側の委員と討議した。その際,昨年度までに調査した「学校におけるコンピュ-タ利用の現状」(教師質問紙),「授業におけるソフトウェアの利用」等我が国と米国との比較検討を行った。 4.1と2については分担者会議で収集結果についての検討が加えられたが,来年度前半までに,もっと資料を充実し研究討議を重ねることになった。 来年度は,教師に対する調査,児童・生徒に対する調査及び米国側の同種の質問紙調査の結果を分析し,報告書を作成する。その際,数学的問題解決能力の育成におけるコンピュ-タの役割についての具体的な指導指針を提言したい。
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