研究課題/領域番号 |
02301109
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
降旗 勝信 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90020362)
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研究分担者 |
下條 隆嗣 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50014767)
高梨 芳郎 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (40136396)
中間 美砂子 広島大学, 学校教育学部, 教授 (60137312)
山口 幸男 群馬大学, 教育学部, 助教授 (00125882)
大内 善一 秋田大学, 教育学部, 助教授 (10185192)
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キーワード | デ-タベ-ス / 教科教育 / 教育実践 / 開発研究 / シソ-ラス / 情報 |
研究概要 |
教科教育では、特に「子供の実態」と「指導法」に関する情報の体系的な蓄積がこれまで十分に行われておらず、これらの相互の関連が不明確であり、また情報が失われたり、同一内容の研究が遂行されるなど、研究の質的発展が阻害されてきた。これらの状況を是正して将来教科教育の飛躍的な発展をめざすために、教科教育全体で教育実践情報デ-タベ-スの開発研究を、平成2年度の研究成果を基に引き続き実施した。平成3年度は、分担者・協力者全体会議を秋に一度、東学大の分担者・協力者による学内会議を数回開催し、以下の研究を行った。 1.教科教育教育実践情報デ-タベ-ス開発の最も基本となる作業として、昨年度概ね明らかにされた各教科のシソ-ラス案を統合化して教科共通部分の構造を検討し、教科共通シソ-ラスを作成した。 2.デ-タ検索に当たり教科共通シソ-ラスと組み合わせて利用する各教科別シソ-ラスを9教科で再検討した。また、実践デ-タは、領域・教科内容・研究方法によって3次元的に検索できるようにした。 3.具体的なデ-タの掘り起こし作業として、美術教育関係の図書リスト・デ-タの収集・整理を完了した。 4.光デスクやパソコンを利用する同デ-タベ-スのモデルを、いくつかの教科で教科別に研究した。ハ-ドウェアとしては、「算数・数学科」と「理科」では、主として光ディスクファイル機を使用したが、同時にパソコンの利用や、両者の連携、すなわち光ディスクに集積したデ-タを、他の場所にあるパソコンで検索する研究も行った。「家庭科」では、パソコンによるカ-ド型デ-タベ-ス作成とその問題点を研究した。 5.今後の研究の発展に関連して、シソ-ラスの有効性,非文字情報の取扱いなど今後の課題を明らかにした。 6.学会発表や論文投稿を行った。また、報告書を作成し、全国の教育学部教科教育関係者等に配布した。
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