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1992 年度 研究成果報告書概要

超高速計算機(スーパーコンピューター・重力専用計算機)による数値的天文学の構築

研究課題

研究課題/領域番号 02302014
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関国立天文台

研究代表者

観山 正見  国立天文台, 理論天文学研究系, 教授 (00166191)

研究分担者 藤本 光昭  名古屋大学, 理学部, 教授 (70022580)
土佐 誠  東北大学, 理学部, 教授 (50022728)
中沢 清  東京工業大学, 理学部, 教授 (10025455)
佐藤 勝彦  東京大学, 理学部, 教授 (00111914)
内田 豊  東京大学, 理学部, 教授 (90012814)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
キーワード数値シミュレーション / スーパーコンピューター / 専用計算機 / 重力多体系 / 数値的天文学 / 流体力学計算 / 磁気流体力学計算 / 数値的相対論
研究概要

天体現象においては、自己重力が本質的に係わる場合が多く、このため現象は非線形・非平衡でありかつ非一様となる場合が多々あり問題の解析を複雑にしている。従ってこれらの現象の解析には、超高速計算機を用いたシミュレーションが有効な手段となり得る。特に最近のスーパーコンピューターの演算速度や記憶容量の飛躍的発展によって、以前は不可能であった問題が解析可能となってきている。そこで、それら超高速計算機の能力を十分生かして、かつ天体物理に本質的な重力の効果を考慮したソフトウェアーの開発が必要である。一方球状星団のような重力多体系の問題のように重力の計算部分は極めて簡単な表式であるため専用計算機を設計・製作した方が良い場合もある。
そこで、個々の天体現象をシミュレーションによって解析し、発見法的に基本法則の求めたり、観測天文学に於いての現象論となる得る様な数値的天文学の構築のために、その基礎となる計算法や専用マシンの設計を確立する事が本申請研究の目的であった。
3年間の研究期間に於いて、研究会を3度開催した。延べ200人を越える研究者が参加し、様々な天体現象のシミュレーション結果、新計算手法さらには専用計算機開発など、成果発表と共に活発な意見交換がなされた。研究成果として、研究会集録、研究成果を集めた欧文報告書、及び3年間の研究論文を集めて論文集を作成した。
宇宙現象に於いて、それぞれの分野の特殊性と普遍性を導く事によって、それぞれの問題に最適な数値手法を開発し、あるいは専用計算機を成作して、発見法的に法則性を導き現象論の構築を目指すことが前進した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Miyama,S.M.& Nagasawa,M: "Proceedings of Supercomputing Astronomy and Astrophysics Symposium in Japan" NAO-TAPS Repqrts, 380 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 矢部 孝,観山 正見,糀島 成治: "シミュレーション物理" 朝倉書店, 180 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Uchida,Y.,Canfield,R.,Watanabe,& Hiei,E.: "Flare Physics in Solar Activity Maximum" Springer Lecture Note Series,Bonn, (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Svestka,Z.& Uchida,Y.: "The Solar-A Mission" Solar Physics,Special Issue, (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 1994-03-24  

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