研究分担者 |
藤岡 学 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (70016111)
高塚 龍之 岩手大学, 人文社会科, 教授 (50043427)
大沼 甫 東京工業大学, 理学部, 教授 (00011544)
池上 栄胤 大阪大学, 核物理研究センター, センター長 (00016031)
山崎 敏光 東京大学, 原子核研究所, 所長 (80011500)
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研究概要 |
以下に示す主要課題別に研究分担者を中心にしてワ-キンググル-プを組織し,当該研究課題の現状をレビュ-するとともに,今後の研究目標を検討した。その結果,近未来における重要研究課題を設定し,その実行計画を策定し,実験・理論の両面から研究準備に着手した。また,研究課題の幾つかのものは既に実行され,見るべき成果をあげている。本年1月には全体会議を開催し,これまでの研究経過及び結果を報告しあい,相互批判による総合的検討を加えた。その結果は各作業グル-プの研究指針として反映された。 (A)ストレンジネス核物理…ハイパ-核の遷移確率,磁気能率等によるバリオンの相互作用と原子核の構造,ヘ-ハ相互作用,H粒子の生成,ダブルハイパ-核の研究。 ◎このうち幾つかの課題は高工研12GeV PSで実行され,ハイパ-核の偏極やダブルハイパ-核の存在の示唆を得た。より改善された実験を来年度継続して実行予定。 (B)基本相互作用…パイオン,ミュオン,偏極中性子による核反応と相互作用,エキゾティック原子,弱崩壊等。 (C)不安定核ビ-ムによる核物理・天体核物理…核種の存在限界,中性子過剰核の性質と反応,超重元素の探索,宇宙における元素合成機構。 ◎上記の全てのテ-マに対し,本格的実験が理研リングサイクロトロン及び核研サイクロトロンで開始され,世界最初の新しい知見がぞくぞくと得られつつある。来年度も続行する。 (D)測定器・加速器物理…大強度陽子リニアックの基礎開発,低速重イオンリニアックの開発,大強度不安定核イオン源の開発。超伝導スペクトロメ-タ-の調整,気体充填型反跳核分析器。
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