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1992 年度 研究成果報告書概要

高励起領域に於ける原子核構造とその励起機構

研究課題

研究課題/領域番号 02302018
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 核・宇宙線・素粒子
研究機関新潟大学

研究代表者

池田 清美  新潟大学, 理学部, 教授 (40011548)

研究分担者 滝川 昇  東北大学, 理学部, 助教授 (00125600)
堀内 昶  京都大学, 理学部, 助教授 (60027349)
坂田 文彦  東京大学, 原子核研究所, 助手 (50013438)
赤石 義紀  東京大学, 原子核研究所, 教授 (50001839)
鈴木 宜之  新潟大学, 理学部, 教授 (70018670)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
キーワード超変形構造 / 高スピン状態 / 分子的共鳴状態 / 中性子超過剰核 / 中性子ハローとソフトモード / シグマハイパー核 / 二重ランダーハイパー核 / スピン・アイソスピンモード
研究概要

最終年度の本年も、原子核の高励起・極限領域に関する5つの主要課題に関する研究を継続的に発展させた。超変形核構造の高スピン状態に関する課題は、超変形回転帯の各領域の系統的分光学的性質の実験データの蓄積に対応して理論的研究は着実な発展を示した。INS国際シンポジュウム「高速回転原子核1992」(10.26-30,東京)は、この分野の研究の国際的な総括の場となった。又、分子共鳴状態の発生の機構に関する研究も、より重い核種の分子構造や高スピン状態に関連して着実な発展を見せた。又、中性子過剰核の構造と励起構造に関する研究課題は、特異なハロー構造と固有なソフト励起モードの解明の理論的研究も一段落するまでに進展した。又、短寿命核の研究は安定核から中性子雫線下の中性子超過剰核に至る全域的研究及び軽い核から重い核への構造研究へ広がり、短寿命の中性子過剰核を入射粒子とする破砕反応や融合反応に関する理論的研究も進展した。又、量子力学的的分子動力学に基づく破砕反応のシュミュレーション解析法も確立してきた。ハイバー核構造の研究は、S=ー1のランダー及びシグマハイパー核の研究の発展と共にS=ー2の二重ランダーハイパー核への研究の展開が本格的に進み始め、その成果が研究会や学会で発表されるに至っている。スピン・アイソスピン自由度を含む巨大共鳴に関する研究は、中高エネルギーの準弾性散乱反応過程の理論的研究の着実な展開がみられた。これらの成果を背景に、本研究計画の総括の研究会(新潟村上市)が本年10月組織された。5つの重要個別課題の研究発展の全容が、代表者分担者全員の研究発表によって明かにされると共に、個別分野での新たな研究課題や、分野にまたがる新たな研究課題をを巡っての検討が活発に行われた。以上の様な成果と発展からみて、本研究計画の基本目的はは成功的に達成されたといえる。これらは、研究成果報告書に纏められた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岡部 成玄: "シミュレーション物理学5 量子論ー運動と方法ー" 近代科学社, 375 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 1994-03-24  

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