研究分担者 |
川上 紳一 岐阜大学, 教育学部, 助手 (80183036)
海保 邦夫 東北大学, 理学部, 助手 (00143082)
尾崎 統 統計数理研究所, 教授 (00000208)
大野 照文 京都大学, 理学部, 助教授 (40194245)
足立 守 名古屋大学, 理学部, 助教授 (10113094)
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研究概要 |
この総合研究は、非常に巾広い学問分野にまたがる総合研究であるので,初年度にあたっては,まず分担者及び協力者が各々の分野での問題点を理解しあうことを課題とし,その上で,次年度に向けて具体的に共同研究の成果をあげるべく研究テ-マの設定を進めている。 平成2年11月には,13日〜15日にわたって,第1回研究会を東京大学海洋研究所で開き,講演数24,参加者延べ102名を得て,研究交流の成果をあげた。続いて15日〜16日に,栃木県那須郡塩原町で,湖成縞状堆積物を見学調査する現地討論会を催し,縞状構造の研究方法に関して今後の共同研究の計画を議論した。 平成3年3月には,4日〜5日に岩手県水沢市の国立天文台水沢観測センタ-で,第2回研究会を開き,講演数13,出席者23名を得て,特に次年度以降への展望を中心として議論を行った。 この間,研究連絡誌として「縞縞学通信」をNo.5まで発行し,分担者以外にも国外を含めて約100部を発送して、異分野間の研究者の間の情報交流に役立てている。又,初年度の研究成果報告書として,研究会の報告集「リズムと縞縞(I)」を発刊し、更に,自然界の種々の縞状構造の写真アルバム集も作成中で,この総合研究の課題をより広い研究者の中に広めてゆくことをはかっている。 研究のワ-キンググル-プとしては,(1)堆積物の縞状構造,(2)古生物のリズム,(3)地磁気縞状構造,(4)気候変動,地球回転を含むシステム数理モデルの研究グル-プを作って,今後の研究を進める。
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