研究分担者 |
馬場 俊介 名古屋大学, 工学部, 助教授 (10111832)
岡林 隆敏 長崎大学, 工学部, 助教授 (90039686)
宮田 利雄 横浜国立大学, 工学部, 教授 (80010817)
野波 健蔵 千葉大学, 工学部, 助教授 (30143259)
倉西 茂 東北大学, 工学部, 教授 (70005221)
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研究概要 |
本年度は以下の研究を行った (1)制震のためのコントロ-ル方式の検討 制震力を決定するための評価関数を時間依存型とし,その中に構造物への地震入力エネルギ-を含めることにより,制御力が構造物の応答と入力時振動の両者に依存した,閉開ル-プ制御則を誘導した。 (2)アクティブ空力制振 音響付加によるうず励振の制振効果を風洞実験により明らかにした。 (3)外乱相殺制御 多自由度線形系を対象に,外乱相殺による制御アルゴリズムを開発し,その有効性を実験により確認した。 (4)TLDのモデル化 TLD内の波が砕波した状態を対象に,実験デ-タをベ-スとしたモデル化を行ない,それを非線形波動方程式にとり込む形で整理した。さらに,これがTLDー構造物相互作用系で十分有効であることを示した。 (5)ケ-ブルのアクティブスティフネスコントロ-ル ケ-ブル端部のアクチュエ-タにより張力を変動させ,パラメ-タ励振を逆利用した振動制御方式を実験的,理論的に検討した。 (6)ケ-ブルダンパ-の制振評価 ケ-ブル端部にダッシュポットをとりつけた際の制振効果を解析的に検討し,その評価曲線を求めた。 さらに (7)地盤特性の同定を含むアクティブ方式の検討 (8)リニアモ-タ-へのコントロ-ルへの応用 などについても検討を加えている
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