研究課題
総合研究(A)
本研究は、次の時代の都市交通として、必然的に要求される安全性と快適性に重点をおいた交通システムについて、問題点の摘出とその対応、計画手法の再検討、高齢者交通のあり方を研究するもので、研究期間を通して計画手法の確立と管理運営の要点を明確にすることを目的としている。本研究期間は2年間であり、平成3年度は最終年度にあたる。初年度は7つの研究グル-プに分かれ、異なった視点から都市交通における安全性と快適性の確保について検証してきたが、最終年度では6つの研究グル-プに分かれ、安全性と快適性を確保した都市交通システムのあり方について取りまとめた。その内容を以下の要約する。(1)都市交通の評価…安全性と快適性の面からみた都市交通システムの評価手法について検討した。(2)交通計画における安全性と快適性の確保…安全性と快適性を確保した交通計画のあり方について検討した。(3)都市交通における安全性と快適性の確保(1)…大都市において安全性と快適性を確保した交通システムのあり方について検討した。(4)都市交通における安全性と快適性の確保(2)…大都市近郊部において安全性と快適性を確保した交通システムのあり方について検討した。(5)都市交通における安全性と快適性の確保(3)…自立的地方都市において安全性と快適性を確保した交通システムのあり方について検討した。(6)都市交通における安全性と快適性の確保(4)…高齢社会において安全性と快適性を確保した交通システムのあり方について検討した。研究の取りまとめに際しては、加藤・中村を中心に、各分担者が研究グル-プ単位で相互に連絡を取りながら進めた。そして、各分担者は上記(1)〜(6)のいずれかの項目について研究を進め、そこで得られた研究成果を報告書にまとめた。
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