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1992 年度 研究成果報告書概要

金属とセラミックスとの接合機構及びそれに及ぼす諸因子の影響

研究課題

研究課題/領域番号 02302078
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 金属材料
研究機関東北大学

研究代表者

諸住 正太郎  東北大学, 金属材料研究所, 名誉教授 (80005842)

研究分担者 中尾 嘉邦  大阪大学, 工学部, 教授 (20029086)
新谷 光二  北海道大学, 工学部, 助教授 (80001204)
須賀 唯知  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (40175401)
井関 孝善  東京工業大学, 工学部, 教授 (10016818)
石田 洋一  東京大学, 工学部, 教授 (60013108)
研究期間 (年度) 1990 – 1992
キーワード金属-セラミックス接合 / セラミックス / メタライズ / 接合界面 / 残留応力 / 濡れ性 / 接合反応 / 界面構造
研究概要

本研究は、金属とセラミックスとの接合に関して17の分担研究よりなり、それらは、便宜上、接合反応プロセス、接合界面構造、接合体の力学の3つの範疇に分けられる。用いた材料は、セラミックスとしてAl_2O_3,AlN,MgO,PSZ,Si,Sialon,SiC,Si_3N_4,TiB_2,ZrB_2,ダイヤモンド等、金属としてAl,Cu,Mo,Nb,Ni,V,Wまたはこれらの合金、さらに、ろう材として純金属や活性金属を含むAl,CuまたはAg-Cu合金を用い、これらの組合せにより実験を行った。得られた結果を要約すると次のとおりである。(1)接合反応プロセス研究では、蒸気メタライズにおける反応層の生成・成長過程の機構の解明、接合面の表面形状と表面処理による接合残留応力の緩和効果、セラミックス焼結助剤としての特定元素の接合強度への効果、セラミックスと反応層との結晶整合性、ろう材中の添加元素による反応層の厚さの制御、電界によるろう材中の活性金属偏析の制御、ろう材中の活性金属量の調整による濡れ性の制御、セラミックス表面状態のろう材濡れ性への影響、等について新しい知見を得た。(2)接合界面構造研究では、主として、高分解能透過電子顕微鏡観察により、界面の結晶整合性、界面の原子的構造、接合残留応力緩和の原子的機構、界面近傍での格子欠陥の挙動、等について知見を得るとともに、界面における原子配列と電子構造について理論的な考察を行った。(3)接合体の力学の研究では、傾斜機能材料挿入、メタライズ法、反応層厚さ制御、2段接合法、等による残留応力の低減法の実験結果の例証を挙げるとともに、分子動力学やモデルによる界面応力の解析を行い、超音波顕微鏡による残留応力の評価法を提案した。

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公開日: 1994-03-24  

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