| 研究課題/領域番号 |
02302083
|
|---|
| 研究機関 | 宮崎大学 |
|---|
研究代表者 |
國武 昌人 宮崎大学, 農学部, 教授 (10039323)
|
|---|
| 研究分担者 |
加来 研 佐賀大学, 農学部, 教授 (10038177)
柘植 巳一 鳥取大学, 農学部, 教授 (20032071)
桑原 孝雄 大阪府立大学, 農学部, 教授 (70081528)
浅井 喜代治 三重大学, 生物資源学部, 教授 (10035975)
藤居 宏一 岩手大学, 農学部, 助教授 (00032574)
|
|---|
| キーワード | コンクリ-ト / コンクリ-ト用砕石 / 人工軽量粗骨材 / アルカリ骨材反応 / アルカリ骨材反応抑制 / 籾殼灰 / 凍結融解 / 有限要素法 |
|---|
| 研究概要 |
藤居と故高橋が東北地方岩手県下の骨材について基本的性質を調査してその実態を明らかにした。さらに、アルカリシリカ反応性を調べ、有害と思われる骨材の存在する地域や産地が見当たらないことを確認した。
青山が関東地方の首都圏近郊の骨材について粒度、比重、吸水率、安定性、アルカリシリカ反応性、一軸圧縮強度とAE発生率の試験を行ったが、低品質と判断される骨材は見当たらなかった。
浅井、月岡と松本が東海、北陸地方の骨材のアルカリ骨材反応調査を実施し、その現状把握に努めた。さらに、アルカリ骨材反応を生ずる骨材を使用したコンクリ-トモルタルに対して、籾殼灰を混入することによりアルカリ骨材反応を抑制する実験を実施をした。
桑原と石黒が籾殼灰の混入がフレッシュモルタルのコンシステンシ-に及ぼす影響、セメントコンクリ-ト用混和材として用いたときのポゾラン効果について実験的に検討し、籾殼灰の有効性を評価した。
柘植、服部と森井が中国地方の砕石の物理試験を実施し、東部砕石の安定性試験の損失重量が大きいことを見いだした。さらに、凍結融解試験を実施し東部砕石の耐凍結融解性が高いことを見いだした。
加来と甲本が北九州地方の砕石利用の実態を調査し、さらに、砕石の物理的、化学的特性及びモルタルやコンクリ-トの物理的、力学的特性を実験的に明らかにした。
國武が南九州地方宮崎県内の骨材の物理的性質を調査し、九州内平均値、全国平均値と比較して、宮崎県内使用骨材の品質に遜色がないことを明らかにした。さらに、低品質骨材使用ファ-ムポンドコンクリ-ト壁体の有限要素法による非定常三次元熱伝導解析を実施し、壁体内部の温度分布の性状をシミュレ-トし、ひび割れ発生の有無を考察した。
|
