研究課題/領域番号 |
02302085
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
森 雅夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (80016568)
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研究分担者 |
橋田 温 筑波大学, 社会工学系, 教授 (70228401)
亀田 壽夫 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (10011660)
高橋 幸雄 東京工業大学, 理学部, 教授 (70016153)
長谷川 利治 京都大学, 工学部, 教授 (40025911)
森村 英典 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50016010)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1991
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キーワード | 総合通信網(ISDN) / 情報ネットワ-ク / トラフィック評価 / 待ち行列理論 / 待ち行列ネットワ-ク / 大規模確率システム / 通信方式 / コンピュ-タ・ネットワ-ク |
研究概要 |
日本OR学会の待ち行列研究部会(主査:川島武防衛大教授、幹事:高橋敬隆NTT交換システム研究所)の一貫として、2年間で約20回の月例研究会を開き、通信・情報ネットワ-クの待ち行列モデル、通信方式、ネットワ-ク評価手法、ネットワ-クの信頼性などについて各自の研究成果を含めて発表し討議した。この研究会は主として東京近辺の研究者を中心として開催されるが、全国のこの分野の研究者を一同に集めて情報交換を行い、じっくりと討議して貰うために、泊まり込みのシンポジウムを企画した。 シンポジウムは、各年度に1回ずつそれぞれ3日間に亘り開催した。延べ102名の大学・企業等の研究者と30名の大学院学生が参加した。発表件数は平成2年度は27件、平成3年度は36件であった。申し込み件数が多く発表時間等の関係でお断りしたものも多かった。 内容は、ATMネットワ-クの性能評価、つまり総合通信網(ISDN)における新しい通信方式の待ち行列モデルによる評価、とくに音声や画像、デ-タなど複合されたバ-スト性のある入力過程を考慮したモデルの解析に関する発表が多数あり、モデル化の正否について突っ込んだ議論がなされた。また、ネットワ-クのル-ティング制御と評価、動的負荷分散の効率性、デ-タベ-スの同特制御と評価や待ち行列の基礎理論、ソフトウェアの信頼性評価等についての発表があり、討議された。 定例の研究会では、アメリカやドイツ、オランダ、中国等の研究者の発表も10数件行われた。この他、国際会議に参加しての話題提供も多く、海外の研究者との情報交換の場としても極めて有効であった。 平成3年6月には、この研究会のメンバ-がオ-ガナイズして日本OR学会のシンポジウム「待ち行列ーモデリングと解法」を開催し、待ち行列理論の応用事例等について報告した。
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