研究分担者 |
吉田 知司 徳島文理大学, 工学部, 助手 (80220656)
成田 健一 広島大学, 工学部, 助手 (20189210)
浮田 正夫 山口大学, 工学部, 教授 (60035061)
田崎 三郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (00036394)
菅 雄三 広島工業大学, 工学部, 教授 (20133548)
|
研究概要 |
近年,地球規模の環境汚染問題が注目を浴びており,地球温暖化防止のための環境施策が種々の見地から行われている。本研究は,瀬戸内海の環境とくに水質環境保全のためにリモ-トセンシングによる画像解析手法を適用するものである。リモ-トセンシングデ-タに関してはランドサットのMSSおよびTM画像とかスポットやNOAAなどの人工衛星による画像デ-タが有るが,本年度はランドサットデ-タに焦点を当てたリモ-トセンシング画像解析について考察した。まず,研究代表者および分担者がすでに有しているリモ-トセンシングデ-タの整理と環境デ-タベ-スの作成を行った。まず,夏休み時期に全員が集合し,各研究分担者がこれまでに行ってきた画像処理技法およびリモ-トセンシングデ-タ解析について研究報告を行い,各研究分担者が受け持つべき瀬戸内海の環境画像解析について討論を行った。そこでは,瀬戸内海の環境デ-タに関する項目の選定とそれらの諸項目のデ-タ整理を行い,それらを総合した瀬戸内海環境デ-タベ-スの構築を行うことが決定された。さらに,それらの環境デ-タ解析とリモ-トセンシングデ-タ解析との回帰分析を行うことによって,環境デ-タが不備な地域および時点における環境情報マップの作成を行うこととした。これらの研究課題に対して,各分担者が研究を進め,1月中旬に広島工業大学に於て研究成果に関する研究報告会が開催された。その中で,とくに注目をひいたものとして,徳島大学および徳島文理大学で行っているニュ-ラルネットワ-クによるリモ-トセンシングデ-タ解析による処理技術の開発および広島工業大学で行っているスポットによる詳細なリモ-トセンシング画像解析結果と環境マップの作成などが有った。これらの手法およびデ-タの相互利用について今後中国四国地方の各研究分担者グロ-プで検討し,これらの研究の追試が現在行われている。
|