研究分担者 |
大村 達夫 岩手大学, 工学部, 教授 (30111248)
金子 光美 摂南大学, 工学部, 教授 (50083738)
芦立 徳厚 国立函館工業高等専門学校, 助教授 (70001237)
平田 強 麻布大学, 環境保健学部, 助教授 (50005493)
藤田 賢二 東京大学, 工学部, 教授 (40107529)
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研究概要 |
水系微生物汚染の健康へのリスク評価と制御手法に関する各種研究を総合的に行ない、研究分担者間の研究交流と各研究の深化、新しい展開を行なうことができた。 総合的研究の成果を公開で討論する場として、本テ-マに関するワ-クショップを土木学会において開俵した。その個別テ-マは、消毒による微生物の不活化、水環境におけるウイルスの存在と水処理における除去,水環境における細菌,寄生虫の存在と水処理における除去,し尿と廃水の利用に関するWHOのガイドライン,大腸菌群の指標性とその問題点,ウイルス指標としてのバクテリオファ-ジ、の6編であり、多くの討論を通して、水の高度・高密度な利用および廃水の再利用の拡大が進む今後の社会における微生物学的安全性の新しい評価方法,あるいは健康へのリスクを最小にするための手法の開発の重要性を明らかにすることができた。 各種水素,処理系での微生物汚染の調査,評価も行ない,次のような成果を得た。河川での微生物の付着と輸送機構を明らかにし、また、モデル浄化槽内での病原ウイルスの挙動の調査結果を得た。また、上水分野では、消毒法の比較検討を行ない、さらに、水道を含む社会全体のシステムの中での水系感染症のリスク管理を定量的に評価した。
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