研究課題/領域番号 |
02304054
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
中澤 泰男 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50013793)
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研究分担者 |
岡本 光弘 大阪大学, 医学部, 教授 (90028613)
竹縄 忠臣 東京都老人総合研究所, 分子老化学研究系生体情報部門, 部長 (40101315)
井上 圭三 東京大学, 薬学部, 教授 (30072937)
和久 敬蔵 帝京大学, 薬学部, 教授 (90013854)
赤松 穣 国立予防衛生研究所, 化学部, 部長 (00072900)
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キーワード | ホスホリパ-ゼA_2 / ホスホリパ-ゼC / リンホトキシン / 血小板活性化因子 / ホスファチジルイノシト-ルキナ-ゼ / ジアシルグリセロ-ルリパ-ゼ / ホスファチジルイノシト-ルアンカ-蛋白質 |
研究概要 |
ホスホリパ-ゼに関してはホスホリパ-ゼA_2のアイソザイムを血小板、マスト細胞およびラット消化管粘膜において、数種の局在を明らかにした。また、血小板膜画分とサイトゾルから、ホスホリパ-ゼCの精製を行い、それぞれの性質を明らかにした。さらに、ラット肝癌細胞、ラット静止肝ならびに再生肝より分離、精製した核にホスホリパ-ゼA_2およびC活性が存在すること、および肝再生のS期にそれらの比活性が上昇することを見いだした。また、リンホトキシン感受性および抵抗性の細胞におけるリン脂質代謝について検討し、ジアシルグリセロ-ル産生能とリンホトキシン抵抗性とが密接に関連することを見いだした。血小板活性化因子(PAF)については、その簡便な定量法として、PAFに特異的な抗体を用いたラジオイムノアッセイを開発し、また好中球や肺胞マクロファ-ジにおけるPAF産生因子を明らかにした。さらにPAFが炎症反応とは関係なく、胃、心臓、子宮等にも微量ながら存在することを明らかにし、またPAFアセチルハイドロラ-ゼ欠損者の血清を用いて、好中球が産生するPAFを引き出すタンパク質の存在を明らかにした。 血小板のコラ-ゲンによる活性化機構を明らかにした。また細胞内における情報伝達に関与するホスファチジルイノシト-ルキナ-ゼをラット脳より精製し、ホスファチジルイノシト-ルアンカ-タンパク質の機能について検討を加えた。またジアシルグリセロ-ルリパ-ゼの精製を通じて、その活性化機構を検討した。さらにホスファチジルセリンの生合成における遺伝的要因、抗体産生に及ぼす脂肪酸種の役割について検討し、脂肪酸の物理化学的研究、リン脂質の合成化学的研究を行い、それぞれ成果を得ることができた。
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