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1992 年度 実績報告書

体液の自動調節機構に関する研究-特に腎臓とホルモンの関与を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 02304055
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

丸茂 文昭  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)

研究分担者 黒川 清  東京大学, 医学部, 教授 (30167390)
遠藤 仁  東京大学, 医学部, 助教授 (20101115)
折田 義正  大阪大学, 医療技術短期大学部, 教授 (70028398)
今井 正  自治医科大学, 薬理学, 教授 (40049010)
斉藤 寿一  自治医科大学, 医学部, 教授 (10048994)
キーワードメサンジウム細胞 / エンドセリン / レセプター / バゾプレッシン
研究概要

腎糸球体におけるメサンジウ細胞は糸球体濾過量を調節しているが、その収縮と弛緩には多彩なホルモン、例えばアンジオテンシンやNaの利尿ペプチド、局所因子、例えばエンドセリン、サイトカイン、プロスタノイド、が関与してる。中でも局所因子として知られるエンドセリンはメサンジウム細胞の著明な収縮作用を示すと同時に細胞増殖や細胞外基質の増成を促進し、またプロスタノイドの産生を亢進させる作用がみとめられる。このようなオートクリンパラクリン動用を持つエンドセリンはメサンジウム細胞自身でも産生されて、自らの収縮ならびに糸球体硬化を引き起こす。また実験的急性腎不全モデルではエンドセリンの発現は亢進し、またそのレセプターのアップレギュレーションもみられる。このようなメサンジウム細胞におけるエンドセリンの局所調節の異常は高血圧や糸球体病変の原因因子の一つといえよう。一方腎尿細管集合管における水透過性を調節するバゾプレッシンはホルモンとして作用する重要な体液因子であるが、その作用機序は不明な点が多い。バゾプレッシンレセプターのV_2アンダゴンストが開発され、またその構造、CDNAグローニングによって解明された。集合管にはV_<10>レセプターが発現しており、バゾプレッシンによるCAMP産生および水透過性の亢進しV_2レセプターを介することを直接証明した。またこの細胞内機序にはCAMP依存性蛋白キナーゼによって活性化される蛋白が仲介するが、この蛋白が水チロネル蛋白である可能性が示唆される。現在本蛋白の構造と機能の関連が分子生物学的手法で解析されつつある。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Furukawa T et al: "Enclcthelin-1 elhanees calciuw eutry through T-type calciuw chcnnels in culdirel neonatal not tresucicula myocytes" Cir.Res.71. 1242-1253 (1992)

  • [文献書誌] Sato Cl et al.: "Vurcepter meobiated GSH effbuxby vosopressin from rat bepatocytes" Life Sai. 51. 507-512 (1992)

  • [文献書誌] Iwai T et al: "Expression brain hihic oxide syuthade weNA in vauius tissues and culsued cells of rat" Biowed Res. 13. 371-374 (1992)

  • [文献書誌] Tomita K et al.: "Reval effects of alacepuil in esseutiol bippertusion" J.Cardiovas Pharmacol. 20. 520-524 (1992)

  • [文献書誌] Egudhi S.etal: "A ravel ETA antagauist (123)inlibits enbothelin-1-induced phsphgirosihde bcakder and DNA sguthasi in rat vosculai owsoth imuscle cells" FEBS Lett. 302. 243-246 (1992)

  • [文献書誌] Jmri T et al.: "Juduction of eudothrlin-1 glue by augrteusion and vosopossin in oudothelial cells" Hpperteusion. 19. 753-757 (5992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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