研究概要 |
ヒトでは体液の恒常性を維持するために、浸透圧、電解質、酸塩基平衡、栄養素、水分等が一定に保たれるように自動調節機構(特に腎機能とホルモンの関与が中心となって)が重要な役割を果している。この自動調節機構を解明する目的で本研究プロジェクト班が組織された。本研究の研究成果は以下の通りである。1)ラット腎集合管からバゾプレッシン感受性の新しい水チャネルをクローニングにて構造解明,2)ウサギ接合尿細管におけるカルシウム吸収促進作用におけるサイアザイド、アミロライドとPTHの相互作用,3)ホルモンレセプターの腎内局在とその情報伝達系,4)ラット系球体メサンジウム細胞におけるアンジオテンシンの情報伝達,5)メサンジウム機能とクロライドの関係,6)ラット腎髄質集合管におけるパゾプレッシンの情報伝達,7)ラットでのNOによる血圧低下とNa水利尿作用,8)近位尿細管におけるプロトン共役輸送系による薬物輸送の調節,9)アルドステロン受容体の構造機能相関,10)血管作動性ホルモンの血管内皮と平滑筋でのレセプターとその情報伝達
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