研究課題/領域番号 |
02305001
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
今井 四郎 北海道大学, 文学部, 教授 (70000586)
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研究分担者 |
伊藤 進 北海道教育大学, 教授 (00107228)
赤間 清 北海道大学, 工学部, 助教授 (50126265)
伊福部 達 北海道大学, 応用電気研究所, 教授 (70002102)
大山 信義 北海道大学, 文学部, 教授 (90001809)
岩本 隆茂 北海道大学, 文学部, 教授 (10000605)
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キーワード | ハイテク化社会 / 高齢化社会 / 知的適応 / Human interface / Human error / 高齢者 / 障害者 / 認知過程 |
研究概要 |
1.認知系の知識構造と情報処理機能の研究 a.動的な複合的な幾何学的錯視に関する新研究,構造性の高い刺激セットの記銘・再認の研究,多義的認知の研究がなされ、その微視的認知過程が次第に明らかになってきた。 b.述語を具体的な情報から自動的に発明するPredicate inventionに関する新理論を構築した。こうして、認知過程と知識構造について、大きな発展があった。 2.Human interfaceの研究 盲人歩行補助を目的として、障害物のある環境での盲人の歩行行動を調べた結果,先天盲には聴覚による「障害物知覚能力」がある程度備ってくることを定量的に把握し、音響心理学的な立場からその機序を明らかにした。また、聴覚における特微抽出機能を難聴者と健聴者で比較した結果、物理的には存在しない「結合音」を難聴者の多くは知覚できないことが分かり、デジタル補聴器設計のための基礎的知見を得た。 3.パフォ-マンス・エラ-の研究 遅延見本合せ法を用いて二つの実験を行った。実験デ-タについて,個体のおかすパフォ-マンス・エラ-に関するデ-タを分析中である。 4.ハイテク都市化・高年齢化社会の研究 研究対象都市である新潟市と長岡市を訪問して、予備調査と資料収集を行い、インタビュ-を行った。更に、来年度の調査研究に対する協力を取りつけた。
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