研究課題/領域番号 |
02305011
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
竹内 吉弘 大阪工業大学, 工学部, 教授 (20020183)
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研究分担者 |
堀家 正則 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (80221571)
篠崎 祐三 京都大学, 工学部, 講師 (80026236)
瀬尾 和大 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (30089825)
工藤 一嘉 東京大学, 地震研究所, 助手 (50012935)
岡田 廣 北海道大学, 理学部, 教授 (40000799)
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キーワード | 地震動 / 表層地質 / テストフィ-ルド / ブラインドプレディクション / 地盤地下構造 / 地震観測 / 地形・地質 |
研究概要 |
本研究は、神奈川県足柄平野をテストフィ-ルドとして地震動観測を実施し、これを研究課題に対する共通の基礎資料として、問題の総合的検討を行うものである。本年度では、交付申請書の通り、1.テストフィ-ルドの地質・地盤調査資料の収集、整理および現地地盤調査、2.常時微動測定、3.地震計の設置と地震観測の実施、4.地震観測資料の検討と予測計算評価手法の検討、5.国内シンポジウムの開催による問題点の検討、6.国際シンポジウムの開催企画の推進である。テストフィ-ルドの調査等については、既存資料の収集、整理および検討を行ない、足柄平野全体の地形・地質の概略を把握した上で、それに基づき推定地質断面図の作成、屈折法探査によるテストフィ-ルドの広域地下構造調査、深さ数10mまでの浅部地下構造探査を延べ3290m、深さ1Km程度までの深部地下構造探査を延べ約5.5Kmの測線で実施、この他検層および土質試験を行った。微動測定に関しては、平成2年8月下旬に、約1週間の期間で足柄平野全域の微動観測を、27研究グル-プ、人数約80名により合同で実施し、地下構造と対比検討した。地震動観測は、購入したデジタル強震計を、小田原市川端地区に設置し、東大地震観測網とあわせて地震観測を実施、平成3年度開催の国際シンポジウムのブラインドプレディクションのための地震動記録を収集することが出来た。この観測資料に基づき、予測計算の評価手法の検討を行ない、ブラインドプレディクションに対する解析手法評価の具体的方法を検討した。平成2年度の国内シンポジウムは、平成3年3月1日に約100名の参加者を得て開催し、微動観測結果と地下構造探査についての研究発表および意見交換を行った。平成3年度開催予定の国際シンポジウムについては、開催日時、開催場所、プログラムの内容等を決定し、第1回サ-キュラで各国の研究者に広報した。
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