研究課題/領域番号 |
02306024
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
西園 昌久 福岡大学, 医学部, 教授 (30078787)
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研究分担者 |
澤木 修二 横浜市立大学, 医学部, 教授 (20045933)
石川 春律 群馬大学, 医学部, 教授 (90010058)
尾島 昭次 岐阜大学, 医学部, 教授 (70021350)
徳永 力雄 関西医科大学, 教授 (40121959)
松岡 雄治 福岡大学, 医学部, 教授 (70078773)
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キーワード | Skills Analysis法 / φ係数 / Reading / Quantitative / 因子分析 / 問題解決能力尺度 / 追跡調査 / 臨床実習評価法 |
研究概要 |
1.在学生に対するSkills Analysis法テスト施行 16大学在学生(15大学は一学年、1大学は二学年、あとの集計は一年生についてのみ)総数1,451名の協力を得てSkills Analysis法テストの施行を行い、次のような結果を得た,(1)得点分布、正解率、φ係数などはこれまで施行した結果と同じ傾向がみられた。(2)因子分析の結果から相関係数が前回よりも高くなった。Readingの設問も相関係数が高くなった。これは、問題作成にあたっての各設問のねらいが明確になったためであるが、同時にねらいとした問題解決能力がいくつかに集中したせいとも考えられた。 2.在学生からの意見の聴取 施行と同時に学生1,343名より本法テストについての意見を聴取した。その結果、(1)時間は適当、(2)ReadingとQuantitativeとでかかる時間に差はない、(3)一部に解答するのに時間を要したものがあった、(4)一部にあてずっぽう解答をしたものがあった、(5)予備校での受験準備の効果については、あがると思うものは1/3以下であった。 3.問題解決能力尺度からみた今回テストの評定 問題解決能力尺度を作成し、それによって今回テストを評定してみると、設問は情報の理解、数の操作能力、推論に集中し、表現法、問題解決の適否、結果の予測などの能力に関する設問は少ないことがわかった。 4.追跡調査に組みこむ臨床実習評価法の作用 原案を作成し、それに対する意見を出し合い、ほぼ成案を得た。
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