• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

生涯学習社会における学習需要の構造的把握に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02306026
研究機関国立教育研究所

研究代表者

梶田 美春  国立教育研究所, 生涯学習研究部社会教育研究室, 室長 (30110092)

研究分担者 金澤 安子  国立教育研究所, 生涯学習研究部社会教育研究室, 研究員 (50124178)
山本 慶裕  国立教育研究所, 生涯学習研究部生涯学習開発・評価研究室, 主任研究官 (50135646)
田中 雅文  国立教育研究所, 生涯学習研究部生涯学習体系研究室, 主任研究官 (10217078)
山田 達雄  国立教育研究所, 生涯学習研究部生涯学習体系研究室, 室長 (90047887)
川野辺 敏  国立教育研究所, 生涯学習研究部, 部長 (10000001)
キーワード生涯学習 / 学習需要 / 学習意識 / 成人教育 / 企業従業員 / 企業事業主 / オーフ・ジョブ・トレイニング / カルチャー・センター
研究概要

1.最終年度である本年度は、研究活動の重点を研究成果の取りまとめにおいた。このために研究会を開催したほか、内外の生涯学習関連図書を購入・参照して研究内容の向上に努めた。
2.研究代表者の所属する機関は、教育研究において国内のセンター的機能を有するから、本調査研究の特色は我が国の現状と問題を浮き彫りにすることを目的として、マクロ的視点から考察したことである。
一般市民の学習需要
(1)一般市民の学習需要は8割以上と高く、趣味・スポーツ・健康管理など総じて非職業的領域に強い関心を示し、生きがい追求の姿勢が顕著に見られた。
(2)特定のライフ・ステージにある成人(子育て期や要介護老人を抱える主婦等)は学習経験者率が低く、ライフ・ステージの構成要素が学習の疎外要因であることを明らかにした。
(3)ボランティア活動などで学習成果を活用している市民は1割5分程度と多くはないが、インセンティブ(一緒に活動する仲間、活用できる仕事や場所)があれば活用したいとする者は4割以上あり、行政等が支援すべき余地が十分あることをうかがわせた。
企業(事業主・従業員)の学習需要
(4)企業が高等教育機関に求める教育訓練は、短期のものはマネジメント(事業主)、生涯設計(従業員)への要請が高く、長期のものは先端的科学技術の分野であることを明らかにした。
(5)従業員の望む学習支援策は、時間的配慮、経済的援助、学習成果の人事考課への反映が上位を占めた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 田中 雅文: "市区町村における生涯学習推進の現状と課題" 教育と情報. 401,402. 34-37 (1991)

  • [文献書誌] 梶田 美春: "成人の学習需要からみたライフステージの政策課題" 教育と情報. 405. 20-25 (1991)

  • [文献書誌] 国立教育研究所生涯学習研究部: "成人の学習意識に関する調査報告書ー「暮らしの中の学習」生涯学習の意識と実態に関する調査" 非売品(国立教育研究所), 100 (1991)

  • [文献書誌] 国立教育研究所生涯学習研究部: "職業生活の中の学習ー企業及び従業員の教育・研修に関する調査報告書(従業員調査の部)" 非売品(国立教育研究所), 135 (1992)

  • [文献書誌] 国立教育研究所生涯学習研究部: "職業生活の中の学習ー企業及び従業員の教育・研修に関する調査報告書(企業主調査の部)" 非売品(国立教育研究所), 174 (1992)

  • [文献書誌] 川野辺 敏編著: "生涯学習化社会の総合的研究" エムティ出版, (1993)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi