研究課題
総合研究(A)
学校経営研修の全体構造を明らかにし、校長、教頭のみではなく、教務主任等の各種主任、学級担任、教科担任等の各職位に位置づけられるプログラムの開発が必要であることが明らかになった。得られた知見は次の通りである。1.校長・教頭といった管理職のための研修、つまり管理職研修をもって学校経営研修とみなす傾向があるため、一般の教師のこの方面に対する関心が薄いこと。2.管理職研修が学校経営の一部であるという発想が乏しく、現実対応が優先し、基礎的な訓練が軽視されがちであること。3.管理職研修の重要性は認めるとしても、管理職に固有な専門性についての追求が不十分であること。4.したがって、学校経営研修の全体構造を明らかにする努力が一層求められていること。5.具体的には、X軸に学校経営研修のための領域・項目を明らかにするとともに、Y軸に養成段階における役割と初任者研修から管理職研修に至るライフ・ステージ対応のプログラムを開発すべきであること。6.この種の研究開発の立ち後れが判明したことにともない、今後引き続き研究を継続すべきであること。
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