研究課題/領域番号 |
02354034
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小川 英行 大阪大学, 理学部, 教授 (70028207)
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研究分担者 |
吉川 寛 大阪大学, 医学部, 教授 (70019876)
関口 睦夫 九州大学, 医学部, 教授 (00037342)
富沢 純一 国立遺伝学研究所, 所長 (60227618)
池田 日出男 東京大学医科学研究所, 教授 (10012775)
堀田 康雄 名古屋大学, 理学部, 教授 (30190218)
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キーワード | 組換え酵素、 / 染色体分配と組換え、 / 細胞分化と遺伝子の再編成、 / 性特異的組換え / 普偏的組換え、 / 部位特異的組換え、 / トランスポゾン、 / 遺伝子タ-ゲッティング、 |
研究概要 |
遺伝的組換えは親とは異なる新しい遺伝子の組み合わせを編成した、子に伝える過程のことで、あらゆる生物に普偏的に備わっている。しかしこの過程は単に、後の世代のための遺伝情報の再編成という役割だけではなく、細胞の機能の発現においても中心的な役割をしていることが明らかになってきている。更に、現在高等真核生物では、取り出した遺伝子を元の染色体の位置の戻す、いわゆる遺伝子タ-ゲッティングが難しく、高等真核生物の組換え系や、その制御系を明らかにすることも重要なテ-マになっている。 このような状況を踏まえ、我が国におけるこの分野の研究を格段に促進させるための施策を作成するために、班会議(全体会議)1回の他、連絡会議1回、各委員長による連絡会議1回、幹事会1回、研究動向を探るためにワ-クショップの開催を行なった。そして計画に促進する研究テ-マとして、(1)遺伝子組換え機能の分子的基礎 (2)生理機能の発現と組換え機構の制越を現在我が国でとれる最高のメンバ-8名ずつをきめ、3年間研究を遂行することにした。前者では、主として普偏的組換えのほか、部位特異的暗換え、トランスポゾン、組換え酵素等の研究がおこなわれる。また後者では、細胞分化と遺伝子の再編成、性に時異的な組換え、染色体分配と組換え、遺伝子タ-ゲッティング等の研究がおこなわれる。また十数件の公募研究を採用し周辺分野との関連にも配慮して研究を進めることにする。 これらの研究テ-マが解明されれば、その及ぼす効果は絶大で、高等真核生物の未知の機構の解析が加速され、生命科学の第2の飛躍期を迎えることは必至となろう。
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