研究課題/領域番号 |
02401007
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
森 安彦 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (30020613)
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研究分担者 |
大友 一雄 国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (30169007)
山田 哲好 国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (70220390)
安藤 正人 国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (90113422)
鈴江 英一 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (30259999)
丑木 幸男 国文学研究資料館, 史料館, 教授 (60223525)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1993
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キーワード | 近世史料 / 近代史料 / 記録史料 / 史料所在情報 / データベース |
研究概要 |
本研究による史料所在情報の調査・収集は、史料館におけるこれまでの収集実績を考慮して、カバー率の低い、地域を重点的に実施するとともに、情報が集約されている都道府県立の史料保存利用機関についても、補充的に実施した。具体的には、所在情報の基礎となる史料目録を中心に調査・収集(原本の在庫がない場合は複写)を行い、併せて当該地域の史料所在調査の進展状況などについても把握することに努めた。その結果、33都道府県、129機関(含:個人)に及び、収集した史料目録類を中心とする文献は、303タイトル、460冊にのぼった。また、個別の「調査記録」(=調査概要)をも作成し、収集した目録類は整理・登録作業を終えた分から閲覧利用に供するので、大いに利用されたい。 一方、史料群ごとの「史料所在データシート」記入及び入力マニュアルについて、細部にまで及ぶ最終版を完成させた。さらに入力済みデータの充実(追加入力)と綿密な修正作業を重点的に行った。データベースの検索システムについては、その拡充に向けて検討を重ね、特に年代表記(和暦)について時系列的に検索可能なシステム作りを中心に行った。具体的には、年代表記が曖昧な表現が多いため、まず表記についての統一が不可欠で、それについて十分な検討を行い、マニュアルに反映させ、使用しているリレーショナルデータベースのプログラミング機能を使って、年号辞書を作成し、検索可能となった。 データの集約と解析については、神奈川県分のデータを事例として、史料の出所、旧地名、旧支配、旧階層・職業、内容の各項目、さらに年号(史料群の上限、下限、主な年代)の出現頻度等に関して行ったが、本研究で構築したデータベースシステムが十分に機能することが確認できた。
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