研究課題/領域番号 |
02402001
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小山 勝二 京都大学, 理学部, 教授 (10092206)
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研究分担者 |
鶴 剛 京都大学, 理学部, 助手 (10243007)
国枝 秀世 名古屋大学, 理学部, 助手 (00126856)
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キーワード | X線天体 / 暗黒星雲 / 原始星 / セイフィート銀河 / 電波銀河 / 活動銀河核 / 超新星残骸 / X線望遠鏡 |
研究概要 |
1.昨年にひき続きASCA搭載用のX線望遠鏡の応答関数を名古屋大学X線発生装置および宇宙研平行くビーム装置を用いて側定し、実際の解析に使用できる応答関数を作成した。 2.上記応答関数をワークステーション上の解析プログラムに組み込み画像処理とシュミレーションをもちいてデータの評価をおこなった。 3.“ぎんが"衛星のコリメーター応答関数の解析をおこない。精度よくさだめた。これをワークステーション上の解析ソフトに移植し、実際の解析に使用した。 4.“ぎんが"衛星データを用いて若い超新星残骸(SNR)の解析をおこない、SNR,IC443から初めて硬X線放射成分を発見した。またSNR、RCW86の高温プラズマが電離非平衡であることも初めてあきらかにした。 蛇使い座暗黒星雲からのX線フレアーを発見し、硬X線領域での星生成活動性を明らかにした。 セイファート銀河中心核からのX線および紫外線を同時に観測し、銀河核の周辺のガス分布を解明した。また狭い輝線を放射する電波銀河のX線スペクトルを精度良く観測し、これが2型セイファート銀河と本質的に同じ構造をもつことを解明した。 以上の結果は内外の学術誌、国際学会招待講演論文等として約10編の論文にまとめられている。
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