研究課題/領域番号 |
02402019
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高橋 栄一 東京工業大学, 理学部, 助教授 (40144779)
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研究分担者 |
河野 長 東京工業大学, 理学部, 教授 (20011596)
中澤 清 東京工業大学, 理学部, 教授 (10025455)
田中 秀文 東京工業大学, 理学部, 助手 (80108191)
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キーワード | 超高圧 / マルチアン.ビル / 地球 / 惑星 / 高圧実験 / マントル / 核 / マグマ |
研究概要 |
1990年度の科研費(一般A)で一軸加圧型超高圧発生装置(惑星内部シミュレ-タ-SPIー1000)を製作した。 SPIー1000は4本柱のフレ-ムを持ち、1000トンの加圧力を持つ700気圧の油圧ジャッキとガイドブロック及び油圧駆動装置からなる。加圧型式は従来6ー8と呼ばれた型式と同じであり、26^<mm>角のタングステンカ-バイドアンビル8個を、上下2つのガイドブロックを用いて加圧する。ガイドブロックの形態、その性能については従来の装置とやや異なる。ガイドブロックは従来は6ヶの分割球又は分割円筒を3個ずつまとめていたが、今回は上下それぞれを一体としてNC加工機で製作した。この形態の利点は、以下の通りである。 1.6つのガイドブロック面の立体的な配置とその精度が製作時に決定され、修正(リアラインメント)の必要がない。 2.ガイドブロックを冷却水で有効に冷却することができる。 3.分割式ガイドブロックより製作費用が安い。 SPIー1000装置は通常のタングステンカ-バイドアンビルを用いて25GPaまでの圧力領域で各種の合成実験を行うことができる。強制冷却システムを組み込んだので、2〜3KWattの熱容量までの大型ヒ-タ-を用いた長時間の実験が可能である。
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