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1991 年度 研究成果報告書概要

レーザによる電放電の制御と電エネルギーの有効利用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02402030
研究種目

一般研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電力工学
研究機関九州東海大学 (1991)
熊本大学 (1990)

研究代表者

赤崎 正則  九州東海大学, 工学部, 教授 (30037676)

研究分担者 本田 親久  九州大学, 総合理工学研究科, 助教授 (20037881)
池上 知顕  熊本大学, 工学部, 助教授 (20136518)
研究期間 (年度) 1990 – 1991
キーワードレーザ誘電 / 放電誘導 / 電放電
研究概要

本研究は、レーザ光による、小ギャップでの放電誘導の基礎過程に関する研究、及び長ギャップでの放電誘導に関する研究であり、要約すると以下の通りである。
(1)マッハツェンダー干渉計による計測の結果によると、CO_2レーザプラズマは、初速度約18km/Sで衝撃波的に拡大して行く。
(2)レーザによって生成されたプラズマは、気体の膨張による希薄化によって導体のような振るまいをしていると推定される。
(3)レーザの種類によってプラズマのエネルギー吸収率が異なり、CO_2レーザ、YAGレーザ、KrFエキシマレーザで、それぞれ入射エネルギーの99.7%、70〜80%、20〜30%であった。
(4)放電誘導によって50%スパークオーバ電圧は、条件によっては1/4程度になることもあるし、殆ど変わらないこともある。
(5)いずれの実験においても、レーザによるプラズマの形成と、50%スパークオーバ電圧の間には時間遅れがあり、それは、レーザの種類やレーザエネルギーの大小よりむしろ印加電圧・圧力に依存する。
(6)実験の範囲では、上記遅れ時間が数10〜100μsのとき50%スパークオーバ電圧が最低となる。
(7)平板対棒電極の場合、放電誘導では、平板が負極性の時の方が50%スパークオーバ電圧が高くなり、放電誘導のない通常の50%スパークオーバ電圧のときとは逆の特性が得られた。
(8)平板対棒電極において、インパルス電圧(2μs×2ms)60kV、レーザ出力約40Jの時、最大1.5mの放電誘導に成功した。この時のスパークオーバ電圧は自己放電の時の1/4に低下した。

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公開日: 1994-03-18  

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