研究課題/領域番号 |
02402054
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤原 譲 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (40110473)
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研究分担者 |
北川 博之 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (00204876)
大保 信夫 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (20011661)
畑田 耕一 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029402)
鈴木 功 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (80011550)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1993
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キーワード | 自己組織化システム / 情報の動的構造 / ハイパーテキスト / 情報ベース / 類推 / 帰納推論 / 仮説推論 / 研究開発支援システム |
研究概要 |
データベースが質量ともに整備され、各種技術情報のデータベース化が進むにつれて、情報の意味処理を含めて学習、類推、問題解決など高度な処理機能が要求されるようになってきた。本研究は、意味の問題をレコード間の多様な関係として把え、その関係を情報の構造として表現する方式と、処理機能を研究することを目的とする。 研究期間前半において、拡張ハイパーグラフに基づく動的構造の意味処理モデルを提案し、後半においてこのモデルに基づく意味処理システムのプロトタイプの作成を行った。このシステムは、構造が明確でなく、研究開発途上において、その構造が動的に変化してゆく情報の意味を組織し、高度な処理要求に対応しようとするものである。 具体的には、階層関係、同値関係、関連関係、論理関係などの意味関係を自動抽出し情報を構造化する自己組織型情報ベースシステムを開発した。これらには新しい拡張ハイパグラフ型モデルを構築したものが用いられた。このシステムは、論文、専門書などの構造ブラウジング、テキストに現れる用語の意味関係による関連情報のナビゲーション、関連情報の自動作成、類推、帰納推論、仮説推論などの高度機能を有する。そのため関連情報の自動作成に、インデックスに情報の意味関係と重要度を付け加えた。評価例としては、光学材料用情報ベースと核融合情報ベースを用い、どちらの場合もシステムの有効性が確かめられた。
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