• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

環境・災害の経済構造とその変動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02405006
研究機関京都大学

研究代表者

塚谷 恒雄  京都大学, 経済研究所, 教授 (90027459)

研究分担者 石田 紀郎  京都大学, 農学部, 助教授 (80026434)
水間 満朗  京都大学原子炉実験所, 講師 (60027414)
高橋 正立  京都大学, 教養部, 教授 (50026762)
池淵 周一  京都大学防災研究所, 教授 (20026181)
鈴木 和志  京都大学経済研究所, 助教授 (40226501)
キーワード災害 / 環境 / 塩害 / カザフ共和国 / 水資源 / 防災
研究概要

本研究は、価値観が長期的に変動する場合の環境汚染・災害防止の経済理論を、国内公共投資と国際公共投資の面から理論的に開発し、長期的な環境汚染・災害防止の国際的経済政策を提示しようとするものである。本年度は、価値判断と事実判断に大きなズレがあるという特徴をもつ現代の災害・環境問題の理論的定義を試み、その背景となるデ-タベ-スを作成するため、水害・水資源を中心とした分析を行った。
まず現代社会においておそらく最も重要な知見を呈するであろうソ連邦、カザフ共和国の災害環境問題の現状を分析し、学際的国際的科学協力のありかたについて議論をおこなった。この結果、この問題を日韓ソの3国共同で分析するための体制試案につき、単に本研究のみならず広く内外の検討課題とするとともに、わが国学術界の国際貢献策を探ることが決定した。次に隣国でありながら従来日本への情報の流入が乏しかった韓国の水害・水資源の現状とその思想的背景について、韓国土木学会、韓国水資源学会、長崎県対馬美津島町などの援助をうけつつ「太平洋沿岸の水資源と防災に関する対馬シンポジウム」(平成3年1月5〜8日)を開催した。韓国の主な発表論題は以下の通りである。
1.「韓国の水資源開発」高麗大学校・崔栄博
2.「漢江の水利用」漢陽大学校・金元満
3.「韓国の治水対策と展望」成均館大学校・金治弘
いずれも貴重な資料が発表されると共に、日韓の災害の思想的背景について活発な討議があった。
以上の2つが本年度の大きな実績であるので、現在これらの報告書を準備中である。

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi