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1991 年度 実績報告書

メトロポリタニゼ-ション歴史的推移と社会的効果に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02451029
研究機関日本大学

研究代表者

鷹取 昭  日本大学, 文理学部, 教授 (30059092)

研究分担者 後藤 範章  日本大学, 文理学部, 専任講師 (70205607)
中泉 啓  日本大学, 文理学部, 助教授 (70096866)
キーワード巨大都市化(メトロポリタニゼ-ション) / 地域社会構造の変動 / 郊外化 / 陸の孤島性 / 「東京」 / 比較(大)都市圏研究 / 埼京線 / 常磐線
研究概要

先に実施した埼玉県戸田・与野・八潮市を対象とした大量調査(「巨大都市化に伴う地域社会構造の変動に関する調査」)を補完するために本年度は、回答者の中から各市数名ずつを任意に選んで詳細なケ-ス・インタビュ-を実施した。埼京線が開通し市内に初めて駅ができた1985年以降、郊外化(suburbanization)が急激に進んでいると予想される戸田市と、鉄道が通っていないためにかつての戸田市と同様の「陸の孤島性」を現在でも保持していながら、市内に初めて駅をもたらす常磐新線の開業(西歴2000年の予定)へ向けて、事業が実際に動き出し大規模な宅地開発も計画されるようになっている八潮市において、住民が変化(巨大都市化と深く関連する)をどのように受けとめ将来を展望しているのか、などが焦点となった。住民の期待感のみが先行しているきらいの強い八潮市に対して、戸田市では、東京のべッドタウン化が確実に進み、住民構成のあり方が変わってきていることを、住民自身が日常生活の中で認知するようになっている、などといった点が改めて注目された。
また本年度は、阪神・那覇などのスケ-ルの異なる都市圏で、資料の収集・関係機関でのヒアリングや踏査を主とする現地調査を、昨年度に引き続き実施したので、東京大都市圏を軸とする比較(大)都市圏研究の幅をさらに広げることができた。
科研費の交付を受けての研究の最終年度となる来年度は、補充調査を必要に応じて行ないながら、これまでの調査・研究成果を整理して、報告書にまとめる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 後藤 範章: "「東京集中」と地域間人口移動" 『都市問題』(東京市政調査会). 第82巻第7号. 29-41 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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