研究課題/領域番号 |
02451038
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研究機関 | 大阪女子大学 |
研究代表者 |
笠原 克博 大阪女子大学, 学芸学部, 教授 (00077356)
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研究分担者 |
柳父 立一 大阪女子大学, 学芸学部, 助教授 (20141476)
小股 憲明 大阪女子大学, 学芸学部, 助教授 (70117919)
藤田 正 大阪女子大学, 学芸学部, 教授 (00141606)
中嶋 昌彌 大阪女子大学, 学芸学部, 教授 (80099465)
青木 隆嘉 大阪女子大学, 学芸学部, 教授 (20047872)
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キーワード | 生涯学習 / 社会人学生 / 大学入試の社会人特別選抜制度 / 企業等の社員採用条件 |
研究概要 |
毎月1回の共同研究を重ねながら、以下の調査を実施した。 【1社会人学生に関する実態調査】関係大学の協力を得ながら、社会人学生に対するアンケ-ト調査を実施し、平成3年3月までに統計処理のためのデ-タ入力を完了した。アンケ-ト内容は(1)入学前の学歴・職歴、入学の動機、入学するにあたって解決を要した問題、(2)在学中の勉学条件・時間の確保、収入、生活条件(家族を含めて)、大学への希望、(3)卒業後の就職について、希望と結果、年令制限などのハンディ、受け入れ側官公庁・企業などへの要望、など。【2大学に関する実態調査】国内全大学(学部毎)、短大に対して、社会人学生に関するアンケ-ト調査を実施し、平成3年3月までに統計処理のためのデ-タ入力を完了した。アンケ-ト内容は(1)社会人学生への特別選抜の有無、行ってない場合はその理由、将来の予定など。(2)社会人学生を受け入れている場合は、開始の時期、理由、目的、選抜方法、学則、カリキュラム、(3)社会人学生に関する受験者、入学者、中途退学者、就職状況などの年次統計、(4)社会人学生に関する問題点、今後の方針、など。【3官公庁・企業に関する実態調査】企業の採用行動(年齢制限など)を経年的に明らかにするため、昭和25年から平成2年にかけての新聞求人広告約4,200件を調査し、平成3年3月までに統計処理のためのデ-タ入力を完了した。 平成3年度には、以上の調査結果に対する解析を行って、(1)社会人学生の抱えるさまざまな困難と要求を明らかし、(2)社会人学生を受け入れた大学に生起している問題点を明らかにし、(3)社会人学生に対する官公庁、企業の対応や意識を明らかにし、(4)諸外国の例も参考にしながら、生涯学習社会の実現のために重要な位置を占める社会人学生の定着のための方策を提示し、以て本研究の目的を達成する。
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