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1990 年度 実績報告書

商品別貿易マトリックスの推定と多国間・多部門計量モデルによる世界経済の実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 02451072
研究機関国際大学

研究代表者

宍戸 駿太郎  国際大学, 学長 (00015942)

研究分担者 中村 治  国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 講師
木下 宗七  名古屋大学, 経済学部, 教授
丸茂 明則  国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 教授
キーワード世界経済モデル / 多部門モデル / 品目別貿易マトリックス / 輸入関数 / 輸入シェア-関数 / アジアNIES / アセアン / シミュレ-ション分析
研究概要

本研究の目的は.(1)過去3ヶ年に行われた日・米両国の多部門計量モデルの開発と二国間貿易フロ-による両国経済の相互依存性の分析の成果を基礎に、その他の主要先進国とアジアNIESを中心とする品目別貿易マトリックスのデ-タベ-ス構築と輸入関数の推定を行うとともに.(2)日・米両国と比較可能な分類体系のもとで.その他の主要国(日米以外の先進国とアジアNIES等)のマクロモデルについても生産部門の多部門化(ただし主要部門のみ)を行い、これに上記の商品別貿易マトリックスを結合させて世界モデルとしての完成を図り、(3)このモデルのシミュレ-ション分析を通じて世界経済の構造変化の分析等を行うことにある。
初年度の作業としては、まず品目別の貿易マトリックスの時系列デ-タベ-ス構築が行われ、特に国連の貿易統計デ-タを基礎に推計作業が行われた。周知の通り国連貿易統計はしばしば分類の変更があり、また一部欠落した時系列も存在するので、これらの部分についての調整ないし推計にかなりの時間と労力を必要とした。一方、名古屋大学木下研究分担者においてはこれら品目別貿易マトリックスに対応する各国別の輸出価格指数の推計が行われ.ほぼその大半が完成した。国連貿易デ-タに基づく品目別輸入関数の推計については、アジアNIESとアセアン諸国について行われた。主要先進国の品目別輸入関数は平成3年度前半に予定している。マクロベ-スの世界モデルである筑波大ーFAISモデルについては、デ-タの更新と国の追加が行われた。上記の生産と貿易の多部門サブモデルとの結合は平成3年度前半に行い、同年度後半にシミュレ-ション分析が行われる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 宍戸 駿太郎: "講演記録「購買力平価と技術進歩ープロダクション・アプロ-チのための提言」" 統計情報監修総務庁統計局統計基準部. Vol.40. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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