| 研究概要 |
平成2年度において,下記のような成果を得た。
1.高性能パ-ソナルコンピュ-タ(米国Apple 社製MacintoshII)上にハイパ-メディア特性を十分に活用したコンピュ-タテストシステムを開発した。研究代表者の担当する本学部の正規の授業「教育情報処理法II」で,当システムを実用した。研究開発では,特にテスト構成支援システムについて行った。これはHyper Card上に作成されたスタック群より構成され,あらかじめ構築された項目プ-ルより,対話形式でテストを構成することができるものである。コンピュ-タの演算機能により,構成されたテストについて統計特性を予測することができる。(電子情報通信学会で発表予定)
2.ハイパ-メディア性を利用した実施システムを持つコンピュ-タテストシステムとして,その実用試験を行った。(教育実践研究指導センタ-研究紀要No.1,1990.12に報告)
3.また,兵庫女子短期大学にて本システムを大量受験者対して試み,理論研究のための統計的デ-タを得た。この場合,実際の実施システムは,当該短期大学に設置されている日本電気製パ-ソナルコンピュ-タPC9800シリ-ズを使用した。テスト構成作業について,本テスト構成支援システムを用いた。これにより,テストの構成作業と実施作業を異る機械上に連係をとって行うことのできることを確認した。
4.ハイパ-メディア機能(音声・自然画・動画)を,テスト実施に活かす方策を試みている。
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