研究概要 |
1.霧に関する事前調査(平成2年7月12日実施) ・霧の発生原因については国府中より小金井中の生徒の知識が豊富。 ・霧についての体験は国府中の生徒の方が多い。 ・霧についてのイメ-ジは、両校とも静的なものが圧倒的に多い。 ・霧の発生する気象条件・地形については、国府中の生徒の方が温度変化などの具体的な回答をしており,霧に対する関心は高いと思われる。 ・霧の発生時期や発生場所,消滅の過程などの霧の生態に関する知識が乏しい。 2国府中学校第2学年120名に大坂峠(960m)から盆地の霧が晴れる様子を平成2年11月22日午前9時45分〜11時30分に行い,その観察結果を自由に記述させた。 ・霧の様子については、霧の濃淡,多い少ない,霧の粒が動く,霧が層状になっている,霧の上は水平になっているなどの指摘が多い。 ・霧の変化する様子については,霧が水平方向や垂直方向に激しく動くこと,霧の粒が動くこと,霧が晴れるときは特に激しく動くことなどを指摘している。 ・霧が晴れる様子を見たとき,多くの生徒が真白な霧の水平線上に青空と遠方の山山が現れ,ところどころで霧が盛り上がるように変化する様に大変な感動をしていた。 ・霧の下や中では気温が低く,上では暖かく感じること,周囲の草木に付着した水滴が霧が晴れると蒸気したことなどに気づいた者もいた。 3小金井中の生徒には同上のビデオ映像を見せた。(記録集計中) 4国府中における霧の観察事後調査実施(回収中)
|