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1991 年度 実績報告書

技術科教育における3次元解析装置を活用した技能の指導と評価の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02451105
研究機関上越教育大学

研究代表者

篠田 功  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10154220)

研究分担者 中野 靖夫  上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (60042686)
川島 章弘  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (70054343)
田中 通義  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70126598)
キーワード技術科教育 / 技能 / かんな削り作業 / のこぎり引き作業 / 釘打ち作業 / キ-ボ-ド操作
研究概要

技術・家庭科は,実践的・体験的学習を中心として学習が行われることから技能に関する指導の重要性は従来と同様であるが,授業時数が必ずしも十分でないことから,少ない時間で有効な指導を行うことが,従来以上にこの教育の課題となっている。技能指導は,ガニエの言う知的技能とともに身体動作の指導が重要である。従って指導においては,まず技能に含まれる知的技能の解明が必要であり,また身体動作の指導でも,単に反復練習によって勘やこつを習得させるというのではなく,身体動作の科学的解明が必要である。本研究では3次元解析装置を使用してかんな削り,のこぎり引き,釘打ちの作業動作及びパソコンキのキ-ボ-ド操作技能を3次元から解析し,技能の指導方法及び技能の指導のためのカリキュラムを開発し,その評価を行うことを目的としている。
平成3年度の研究においてはかんな削り,のこぎり引き,釘打ちの作業動作及びキ-ボ-ドの操作について熟練者,経験者,初心者を対象に3次元解析装置を使用して,それぞれの作業動作の計測を行った。そしてかんな削り作業とキ-ボ-ド操作についてはそれぞれの作業動作を解析し,技能の指導方法及び技能の指導のためのカリキュラムの開発を行い,開発されたカリキュラムの評価を実施した。かんな削り作業ではかんなの持ち方,かんなへの力の加え方,かんな削りの身体動作について指導したところ,従来の指導において必要としていた時間の半分程度の時間で,かんな削りの指導目標まで到達することができた。キ-ボ-ド操作では,ブラインドタッチの基本事項の習得について,指導計画で予定された学習時間(1過程20分,全体5過程100分)で指導目標を十分に達成することができた。のこぎり引きと釘打ちの作業動作については,解析作業を行っているところである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 田中 通義,角田 武弘,持丸 正明,山崎 信寿: "かんな削り動作の運動学的解析" 日本人間工学会誌. 第27巻特別号. 154-155 (1991)

  • [文献書誌] 田中 通義,篠田 功,山下 晃功,安孫子 啓: "かんな削り訓練装置の開発と訓練効果" 日本産業技術教育学会誌. 第33巻第4号. 33-38 (1991)

  • [文献書誌] 篠田 功,広川 活: "技術・家庭科情報基礎競域におけるキ-ボ-ド操作技能に関する研究" 日本産業技術教育学会北陸支部情報分科会講演集. 61-64 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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