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1991 年度 実績報告書

教材の組織的体系に関する教科教育学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02451108
研究機関広島大学

研究代表者

武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)

研究分担者 小倉 康  広島大学, 教育学部, 助手 (50224192)
中山 迅  広島大学, 教育学部, 講師 (90237470)
MANZANO Virg  広島大学, 教育学部, 講師 (80208719)
キーワード教材構成 / 教科教育学 / 科学観 / 教材観 / 教科間の関連性 / STS理科 / SCIENCE FOR ALL
研究概要

本研究では、まず、「社会・人間・科学と教材に関する研究」において、社会の発展と教科とのかかわり、及び、人間の本質と教科教育の原理に言及し、教科教育学の成立とその独自性を示した。そして、子どもの科学観と理科観について実態調査を行い、それらの共通性と差異性、及び相関関係について考察した。
次に、「教員資質としての教材観に関する研究」で、教材の組織的体系に関わる重要な視点として、教育目標、内容、授業計画、指導方法、教材・教具、学習評価などについて、教師の見方や考え方を調査した。
さらに、「子どもの自然認識及び教材構成に関する研究」では、事例として高校生の作用・反作用の理解に関する見方・考え方について調査研究を行った。
「教科間の教材的関連性に関する研究」では、各教科の独自性と教科間の関連性という縦と横との関係を調和的、統一的に保って展開されるべき教科過程にあって、教科間の関連性の研究がなおざりにされてきたという問題意識から、生活科及び理科を中心として、教科間の教材的関連関連性を解明するために、文献収集、及び質問紙調査を行って、教科間の関連の傾向を明らかにした。
「諸外国における教材の組織化、体系化に関する研究」では、今日、教育過程開発で大きな課題になっているSTS理科について、日本・アメリカ・フィリピンの高校理科の考察を行い、教材の組織的体系を比較教育学的に研究した。さらに、生活経験を中心に発展途上国の実情に応じた教科課程として、“Science for All"の運動に注目しその概要を明らかにした。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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